2012/02/25

お店に喜んでもらえるお客さんになる方法


前回の記事では「自転車屋さんへのお手紙」という形式で自転車屋さんに対して思っている事を書きましたが、自転車屋さんだけに色々なことを求めるのは間違っているでしょう。自分たちもお店に歓迎してもらえるお客さんになる努力をしなければなりません。

どうすれば良いお客さんになれるのでしょうか?


もちろん、お店でお金を使うのが"金銭面では"良いお客さんでしょう。しかし、それは酷ですw。というか、僕がそういう"金銭面では"良いお客さんになる自信が無い。

こういったプラスの面から考えると、色々とツッコミどころ満載になってしまうので、お店に嫌われる客がどういう客か…という話をしていきましょう。

・ショップで情報のみを求める客

最近、ショップで話を聞いた後に「わかった。じゃあ通販が安いから通販で買うね。」といってバイバイする人が急増しているそうです。やりたいことはよく解ります。商品は出来るだけ安い所で買いたいけど、実際にショップでの意見も聞きたいというパターンでしょう。

しかし、これは最悪のパターンです。

一般的なショップは個人事業主であることが多く、本来ならそういった全ての問い合わせに対しても時給が発生してきます。弁護士や行政書士、コンサルタントに相談するとお金が発生するのと同じです。自転車の場合、コンサルタント業務の後、自分のショップで商品を売ることで利益を上げる為、こういったコンサルティング業務ではお金を取ることが出来ません。

似たような業種では自動車の営業マンの仕事が思い浮かびますが、彼らは自社の製品を売り込むだけで、他社の製品を勧めるわけではありません。ちょっと違います。

現状、こういった不合理な状況ばかりなわけですが、これはこの先も改善される事は無いでしょう。

ちょっとは自転車屋さんの事も考えてあげてください。利益を上げることが非常に厳しい業界です。もっと優しくしてあげましょうw。情報を求めるなら、買う予定の通販サイトで求めましょう。価格はそういった"情報"や"一緒に遊ぶ"為の授業料も含まれているのです。

特に高校生や大学生といった、「今後も自転車を続けたい」「もっと色々なお店の人と仲良くなりたい」と思っている子達は頭に入れておくべきです。

・金払いの悪い客

これに関しては、見積もり云々の話もあるので何とも言えませんが、ショップでやってもらったことに対しては対価をキッチリ払いましょう。OHに出したら一般的には35000~50000円くらいかかってくるでしょう。見積もり通りであれば文句を言ってはいけません。

見積もりをもらわず、予想より多いお金を請求されてしまったら、それはユーザーのミスです。見積もりを貰わずに頼んだ場合、ショップへ全てを任せることになります。コワイコワイw(これでガチで困った経験アリw

しかし、見積もりと違ったり、受けていた説明と違う場合はクレームを付けるべきです。そういった事を泣く泣く黙認していると、カモになってしまいます。カモにされてるかな?と感じたらアッサリと違うショップに行くのが賢明です。

・納期について怒らない

パーツが入らない事に関して小売店でガタガタ言うのは辞めましょうw。

何事もそうですが、自転車関係の代理店は"納期不明"や"どうしようもない低レベルな対応"だったりすることが多いです。よって、店頭に無いパーツを取り寄せてもらう時は納期をキッチリ確認することが大切です。最近はWebで代理店在庫の有る無しが解るようになった代理店も段々出てきて、その確認は数分で出来るはずです。経験上、パーツを注文する時に「納期不明」と言われたら、諦めたほうが良いように感じます。最近では、仲良くしてもらっているショップに連絡して、代理店から小売店への送料も僕が負担するからサッサと取り寄せてくれ~と言う事もありますが、その辺りのカラクリもユーザーは知っておくべきだと思っています。

殆どの代理店では、小売店が代理店に仕入れの注文を入れる場合、幾ら以上の注文ならば送料無料になりますが、それ未満であれば代理店→小売店の送料を小売店が負担するシステムになっているはずです。(名古屋の某フ○イサイクルではお馴染みの光景ですw)このシステムのせいで、小売店が仕入れをストップしている事も十分考えられますwww。それこそ数千円のパーツなら小売店が定価で販売しても赤字になってしまうのです(;^ω^)

納期なんか悲惨です。国内に在庫がある場合、送料問題が解決すればすぐに取り寄せ可能ですが、国内に無い場合は悲惨です。代理店と本国に、さらに自分が代理店に対してとっても太いパイプがあれば別ですが、通常はガチで納期未定、入荷予定立たずという状況ですw。とりあえず、国内の代理店の在庫が無ければ諦めたほうが良いでしょうw。

一部の人には「そんなんかんけーねー」と言われてしまいそうですが、ユーザーも多少は自転車屋さんを取り巻く厳しい状況を知る必要があると思っていますw。

ちなみに、国内の代理店の在庫が無い場合にも一つ裏技がありますw。

代理店が既に入荷している商品であれば、必ず国内の小売店に出荷されているはずです。何のためにサイスポやバイクラがあるのか…。ええ、電凸の為ですともwwwwww。上から順番なり、近場から順番なり、電凸すれば何処かにあるはずです。

上で「全ての問い合わせに対しても時給が発生してきます。」とか書いている手前、大声では言えませんが、過去にこの方法で絶対に手に入らないと言われていたチームウェアを入手した事があります(;^ω^)

後輩にこの方法で欲しかったピナレロを探させた事もw。それも見つかりましたw。

中国の人海戦術ではありませんが、一つの方法ではあります。


あとは何がありますかね?色々と挙げていくとキリが無いですが、最近Twitterでプロショップの人がぼやいているのはこんなくらいでしょうかw。

某ショップの人から"the変なお客さん"の言動を聞いたことがあるのですが、酷いお客さんがゴロゴロ居て爆笑した記憶がありますw。人の振り見て我が振り直せという言葉通り、自分の態度を顧みる良い機会でした。


何の脈絡も無くなってしまいましたが、お店にだけ色々と求めるのではなく、自分も良いお客さんになれるよう気を使っていきましょうね(はーと)というお話でしたw。

プロから見ると、どんなお客さんが困るか…というのも気になるところ…。
ネットの匿名性を利用してコメントに恨みをツラツラと書いてくれても良いんですよn(・∀・)ニヤニヤ

2 件のコメント:

  1. ・・・どんなお客様が困る というよりも
    『自分は客だから 神様だ』といった態度をされる方は
    あまり、ちょっと・・・てな感じですね。
    こちらとしては来て頂いたお客様に、出来るだけ満足していただけるようにするのが、商売なんですけど 
    ものには限度、風呂には温度が大事なように 『いい加減』をお互い読まないとねぇ、と思うときがあります。
    ここの、『相手を読んで対応をあわせる』ことが、先の『エンターティナー』につながったりします。
    個人的には、普通のお客様に いらっしゃいませ
    不遜なお客様には、お客様のお持ちのお金に いらっしゃいませ と対応するように心がけております(にっこり はぁと)

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    1. うんうん。非常に解りやすい意見、ありがとうございます。空気の読める客になりたいものですw。

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