輪行のすゝめ

輪行のハードルが下がると、広範囲を一日で移動することが出来ます。

↑これは僕がよくやる輪行方法

僕が使用しているのは初期型のTIOGAコクーンなのですが、これは非常に便利です。自転車のタイプにもよりますが、慣れれば輪行状態まで2分、輪行解除に2分と非常に楽で早いです。

コクーンのようなフロントホイールのみを外すタイプの輪行袋の使用は賛否両論ありますが、個人的には「他の乗客に配慮して適切に使用すれば、"現時点では"問題無い」と考えています。

しかし、数人で輪行する際、何人かがコクーンを使用すると非常に場所を取ってしまうことも事実なので、出来れば通常の前後輪共に外すタイプの輪行袋も持っておきたいところです。

僕は、いつもこんな感じで「ホイールバック」を使用することで輪行時間を短縮し、自転車へのダメージを最低限にしています。

ちなみに、このミシュランのホイールバックは国内では全く見たことが無いですね。ドイツからわざわざ取り寄せました。

コクーンは取り外したフロントホイールをフレームに括りつけるんですが、この時に傷が付きやすいです。つまり、自転車とは別にフロントホイールのみ持ち歩けば良いわけで、ホイールバックを活用すると非常に便利。更に、フレームにホイールを括る時間（これが凄く大変（；´д｀）トホホ…）が短縮出来ます。

後は、緊急時の為に「ゴミ袋輪行」は覚えておいたほうが良いと思います。

必要な物は、「大きなゴミ袋」5～7枚と「布のガムテープ」

紙のガムテープはダメです。特にニチバン、てめーはダメだ。粘着力が弱い為、悲惨な事になります。100円くらいしか変わらないので、布のガムテープにしましょう。

基本的には「ゴミ袋輪行」は緊急時の為のテクニックなので、使用するゴミ袋のサイズはその時にコンビニやドラッグストアで手に入る最大サイズになると思います。自分は無理して走らない主義なので、結構な回数のゴミ袋輪行の経験があったり…。経験上、70リッターのゴミ袋がMTB/ロードのタイヤ1本が入るサイズになっているようです。つまり、70リッターのゴミ袋が手に入れば、自転車の前後をゴミ袋に入れて、間をゴミ袋とガムテープで繋げば良いんですが、これよりも小さいサイズのゴミ袋しか手に入らなかった場合、ゴミ袋でコクーンと同じようなものを作るのが効率が良いと思われます。

参考までに、僕が過去に「ゴミ袋輪行」した時の写真を貼っておきます。この時は出先でゲリラ豪雨に見舞われ、慌ててゴミ袋輪行で帰ってきました。

流石に3台もあると圧巻…（；^ω^）

丁寧にやれば意外と綺麗に輪行出来ますね。

身軽に動く為、計画的にゴミ袋輪行をすることも（ｹﾞﾌﾝｹﾞﾌｯ

雑にやると非常によろしく無いです。ええ。

これはダメな例です。

一応、ゴミ袋輪行は本来はアウトなので、使うのは緊急時のみにして欲しいです。最近は、コクーンやコクーンタイプの前輪を外すタイプの輪行袋で、かなり薄く軽い素材で作られている（その代わりに耐久性が低いけど）ものが売られていますが、ボトルに入るサイズで小さく軽く便利です。欲しいのですが、同じような輪行袋が2つあってもなぁ…と。

あとは、もっとアウトな方法ですが「ブルーシート輪行」というのもあります。

ゴミ袋の代わりに手頃なサイズのブルーシートを使うのですが…これは流石に注意されました。TTハンドルが通常の輪行袋には入らない為、「ブルーシートを風呂敷として使えば行けるんじゃね？うはっｗｗｗｗ俺ｗｗｗｗ天才ｗｗｗｗｗｗ」という安易な考えで、ブルーシートを養生テープで止めるという方法をやってみたのですが…、JR米原駅の駅員さんに「完全にアウトやなｗｗｗ」と言われました。一応、輪行自体が「自転車を専用の袋に分解して入れて電車に載せる」ということになっているので、アウトですね。

ちなみに、「ゴミ袋輪行」、「ブルーシート輪行」共に一回500円前後しかかかりません。丁寧に使えば往復くらいは使えるので…（いやだから確信犯だったらアウトですよｗ）、輪行袋を持っていないけど輪行しなきゃいけない時には使えると思います。

無理して自走したり、最初っから諦めてしまうといつまででも新しい世界は見えてこないわけで。

一度やってしまえば、ハードルが下がって意外と気楽に出来てしまうもんです。