クロモリ時代からフレームに穴を開け、そこにインナーワイヤーを通す工作はありましたが、カーボンフレームの登場で一気に広がりました。
熟練した自転車屋さんでも酷い時はワイヤー一本通すのに数時間かかるという話も聞いた事があります。あまりPINARELLOは触りたくないけど、売れるから仕方が無いとボヤいている自転車屋さんは多そうですw。
今回、後輩のピナレロFP2のワイヤーをNOKONに交換する作業を手伝ったのですが、リアブレーキワイヤーを通す作業が難航しました。FOCUS(フォーカス)のように中にライナーが通っていれば楽なのですが、ピナレロは穴が開いているだけw。ちなみに、自分のBianchi CentoStradeはアウターごとフレームに通すタイプなのですが、全てライナーが通っていてとても楽です。
ピナレロFP2のリアブレーキワイヤーを通す方法ですが、非常に簡単に通る方法を見つけました。悪戦苦闘する事無く、呆気無く通ります。ま、今更感はあるんですがw
用意するモノは、NOKONのライナーとシフトワイヤー(タイコが付いているもの)だけ。ライナーにシフトワイヤーを差し込み、その"タイコ側"をフレームのリア側から突っ込みます。そうすると呆気無くヘッド側の穴からシフトワイヤーのタイコが出てくるはずです。何回かやってみましたが、全て一発でタイコが出てきました。タイコが出たら、シフトワイヤーを抜いて、ライナーに新しいシフトワイヤーを通せば、フレームの後ろ側から出てくるはずです。
これ、リア側から通すのがミソです。フロント側の穴のほうがリアの穴より下にあります。ワイヤーには重量がありますから、下から上に通すのは非常に難しいはず。それなら上から下に通したほうが楽です。発想の転換ですねb
これを応用すれば、アウターごと内蔵するフレームでもまずシフトワイヤーをフレームに通し、そのシフトワイヤーにアウターを通していけばアウター内蔵工作が出来るはずです。
一応、iLinkのライナーでも出来るはずなのですが、ノコンのライナーのほうが肉厚のテフロンなのでオススメです。ライナーだけなら非常に安く手に入るので、如何でしょうか?
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