このホイールを組もうと思ったキッカケは、部活の先輩がCampagnoloのニュートロンウルトラを絶賛していたから。ロープロファイルの"普通"のホイールって良いよなぁ…と思ったところからスタートしました。
求めたのは、「掛かりの良さ」と「軽さ」。実測250gのリムで掛かるカーボンリムのホイール…って今から思えば随分無茶ですが、当時はこうオーダーしました。
最高出力1000Wのスプリントに耐える、超軽量ホイールを作ってくれ。
もう一度ライダーのスペックを確認しておくと、162cm50kgのスプリントまで残れないスプリンターです。ちなみに彼女募集中。彼氏は要らない。
逆に言えば、この程度の体重と出力のライダーが使うからこそ、実測250gのリムでホイールを組んでみよう…という事になったわけですw。
リムはPlanetXから20mmハイトのカーボンリムを調達。
ハブはEbayでNOVATEC最軽量のハブを調達。クイック要らんから安くしてくれという交渉で、少しでも費用を抑える作戦に。500円くらいしか安くならなかったけどwww。
で、パーツが決まったら、スポークパターンを決めないといけません。この作業が難航しました。
リムを販売しているPlanetXでは、このリムを使用した完組みホイールは全て2クロスで組んでいました。このリムはFFWDと同じだという噂があり、そのFFWDはフロントに関してはラジアル…。悩みます。ラジアルで組むと縦剛性は増えるのですが、横剛性が落ちます。重量的にはラジアルを採用したいですが、リム重量が軽すぎて横剛性が足りるかどうか…。横剛性が足りない場合、スプリントどころかダンシングが出来ません。僕のスプリントは水泳をやっていた時の上半身の筋肉をフルに使うため、バイクをかなり振ります。
最終的には、スポークを購入する時にPAXのキクちゃんからアドバイスを貰い、2クロスで組む事になりました。
ちなみに、いつもはホイールを組む話になるとノリノリのカステが、このホイールに関してはマジで後ろ向きでした。「怖い」とか「テンション上げれん」とかネガティブな発言しかありませんでしたw。
で、出来上がって手元に届く数日前に例の事故…。
シーズン終了のお知らせとなり、このホイールは宙に浮いてしまいました。
手元には信じられないくらい軽いホイールとVeloflex Carbon×2。そしてドクターストップ。
となると、ドナドナするしかありません。
バイバイ俺の夢。
バイバイLightweightより軽いホイール。
こんにちわ治療費。
こんにちわ現実。
ヤフオクでドナドナしたのですが、買って頂いた人からは何のお叱りの連絡もありませんw。つまり、たぶん、精一杯前向きに考えると、大丈夫なのでしょう。同じリムを購入して組んだ人が「組んでいる途中で割れた」とか、「溶けた」とか色々言っていますが、多分大丈夫だったのでしょう。そう信じたいですw。
一応、僕が海外フォーラムや国内の情報から確認している範囲内では、クオリティにばらつきがあったようです。当たりのリムは使えるけど、ハズレは使えない…という話が多いです。
最終的に、PlanetXでは250gの20mmハイトは取り扱いを止め、現在は280gのリムを販売しているようです。やはりダメだったのかwwwという率直な意見と、同じリムを使っていると言われていたFFWDは大丈夫だったのか?という邪推が入り乱れますね。
PlanetXの50mmや80mmのカーボンディープは非常に評価が高いです。前後で6万円という価格を考えると非常にお買い得なんじゃないでしょうか?一時期売っていたHEDコピーの3本バトンは再販希望ですね。このホイールを組む前に問い合わせた所、もうロット全て売り切ってしまい、再販予定は無いというメールが帰ってきました。
こういった怪しいパーツに何回か手を出して思うのですが、普通のものを普通の値段で買うのが一番です。異常に安いモノには必ず理由があります。自転車に限らず、モノの値段はヤバイ価格<適性価格<ボッタクリ価格と3段階くらいに別れている気がしますが、ヤバイモノにはヤバイ理由があると考えて良いと思います。
色々と書いていますが、今後僕が怪しいホイールに手を出す確率は限りなく0に近いと思います。中華3本バトンは真面目に購入を検討していますが、38mmや50mmならばTNIがありますからね。TNIなら多分大丈夫なはずですw。
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