2020/07/28

今、中古のロードバイクを買うべきでは無い理由

その中古バイク、本当にそれだけの価値がありますか?
Mechanical and morphological characterizations of carbon fiber fabric reinforced epoxy composites used in aeronautical field
最近は中古市場が大きくなってきていますね。

クソッタレな自転車屋が増えてきているのもクソなのに、更にゴミカスみたいな中古自転車屋が増えたらこの世の中に救いは無いのか?という悲しい気持ちになります。

本当にその値付けの価値がありますか???

商品の価格はSupply and demand.で決まる。
そこにagreeがある。(ポエム風に)

(経済全然わかってないからね!これ突っ込まないでね!)

そう。思うわけです。そのagree、本当にagreeなの?

極端な話、その大枚叩いて買った中古車ってゴミじゃねーの?というお話です。

何でこんな話を書こうと思ったかというと、最近知り合う若い子達が搾取されすぎている。と思うわけです。
もちろん、搾取されることは彼らの選択の結果。そこにagreeがあるので私がとやかく言うことは出来ませんが、一つ周知されるべきことはあるよな。と思います。


使用歴のわからない最近のハイエンドバイクなんて殆どゴミや。

①攻めすぎた設計
真面目な話、フルカーボンバイクが出始めた当初、フレーム重量1kg切りは夢の数字でした。フロントフォークだって320g切ったら神の領域。これだって、スチールバイク時代のフレーム1700g+フォーク550g時代から見ればえげつなく軽いんです。

最近のカーボンフレームって700g台が普通ですよね。ここまでの軽量設計が出来ている理由を理解して乗っている人はどれくらい居るのだろうか?という話になるわけです。

カーボンは高弾性化+樹脂量を極端に減らすことが軽量化の方法です。そう。カーボンのton数を上げて、樹脂を減らせば良いわけ。

ただ、これをやると衝撃に悲しいほど弱いバイクが出来上がります。コツンって当てた程度でも弾けるカーボン繊維、落車なんてしたら以上終了です。コケたら終わり。

また、ひたすら攻めた設計が多いです。一昔前はFDバンドが当たるパイプの内側に補強用のパイプを入れておくのは一般的でしあたが、昨今の軽量フレームはそんなパイプは入っていません。一回FDを固定したらパイプにシワが寄ります。

直付け台座?もげます。はい。

悲しいことに、一回組んだら終わり。というバイクが増えてきてしまったように思います。(SRAMのフロントシングル化はこういった点でも歓迎されているような気がしますね)

昔のアルミフレームだって一緒だし、軽量クロモリだって一緒なのに、何故かカーボンフレームは大丈夫だと思ってる人が多すぎる気がしているこの頃。



②使用歴がわからない
攻めた設計=落車歴どころか転倒歴が無いバイクが欲しいわけです。それがわからない中古フレームに何十万も払えるか…という話。

昔のフレームは塗装クラックがあればそれで何となくパイプの変形や破断がわかりましたが、最近の塗装はクオリティが高く塗装クラックが入りにくくなっています。


③偽物が多い
偽物?OEM元からの流出?

わからんけど結構ありますよねハハッ


④アフターサービスが無いかもしれない
某コンセプトストアにリプレーサブルエンドを買いに行った人が「販売証明書」を要求された話がありますが、中々冷たい態度を取られるわけです。

こんな動画を出してくる海外のメーカーを見習え。と思うわけですが、
当然自社のビンテージバイクを修理する技術も無い、輸入代理店が何年に変わったのかも知らない、客に対する態度もなっていない、今どき外車ディーラーですらやらない接客が受けられます。綺麗なお姉ちゃんがタダでコーヒーくれて、立派な冊子をくれるだけ外車ディーラーのほうが100倍マシ。カタログ電子化って何やねん。オタクのサーバーは未来永劫データ残るんかいな???

ちなみに…なんですが、現行の新車を買いに行っても抱腹絶倒する対応を受けたのであれはダメです。接客のセの字どころか、手偏の1画目の最初の点すら無い。

あれ?普通では絶対に味わえない貴重な体験が出来てお得かも!?♡


⑤最後に値段です。
中古車、高くないですか?高すぎません?

中古の買取価格は未使用の新品で定価の3割がベース。使用歴に応じて価格は下がっていきますが、基本的には買取価格は1~2割です。最近なんて在庫ダブついてるからもっと低いって話をチラホラ聞きますよね。

それが販売価格だと定価の6~8割。

ワイワイセールだったらMax6割り引きやぞ()

まぁ6割引きは言い過ぎですが、下代を考えたらこの価格設定は考えるべき問題だと思います。
自転車の下代って大体5~6割だと思うんですよね。ショップのセール金額から考えるに。そりゃもちろん特殊な輸入元があって、下代が81%とかって所もあるので何とも言えないですが、大体そんなもんでしょう。

しかも一回乗ったら中古車。半値が基本。

そうやって考えたら、どんなに新しくても中古ショップの車体なんて6割が妥当だと思っちゃうわけです。自転車屋さんになって泣きながら働いて安く買うか、せっせとマトモな職についてガリガリ稼いで定価で買うか。が賢いと思うんです。

今や海外通販でチャリが届く時代。キャニオンがメーカー直販する時代。

どう考えても厳しいと思うわけです。(そう思わない人が大多数だからビジネスとして成立するんですけどね)



つまり、①②③ゴミを⑤不当に高く買って④後でクリティカルなパーツの調達に泣くのが中古自転車になるわけです。


というわけで、最近ボーラウルトラとライトウェイトを買いました。
中古で。

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