2013/04/05

BIanchi Infinito CV発表

「今年モデルチェンジする」と言われていたインフィニート。
新しいモデルが発表されました。

僕の記事と合わせて、コチラの記事も一緒に読んでいただくと良いと思います。


次の記事で書こうと思っていたことに触れていてくれていますw。

元構造屋として、パッと見た時は目を引くような構造にはなっていなかったことから、レース方向へ進化しただけなのかな?と思っていました。現行モデルのインフィニートは非常に評価の高いフレームであり、オールマイティーなカーボンフレームと言えるでしょう。一部ではオルトレよりも癖が無い為乗りやすい。と評価されているとか。そんなインフィニートの新型モデルはCVがキーワードになっているようです。

2013年からオルトレとセンプレがマイナーチェンジし、それぞれOltre XR(エクストラライト)とSempre Proと名前を変えています。これらはカーボンの積層を見直すことで剛性向上を測り、より扱いやすいバイクを作るというのがコンセプトのようです。

先代(無印)のオルトレはBB周り、ヘッド周りの剛性が不足していると言われており、その部分をキッチリ強化してきたようです。センプレを狩って結果を残したルハーノなどは非常に小柄なライダーで、ヴァカンソレイユに所属するライダーが大柄なことも影響しているのでしょう。この辺りはONCE(オンセエロスキ)からT-Mobileに供給先チームを変えたGIANTが直面した問題と同様の問題にBianchiも直面したと考えても良いかもしれません。

話は脱線しましたが、現行のインフィニート(無印)はリア三角は先代の928(後にCentoStradeとして売られたモデル)と全く同じ形をしています。某所から、何処かの汎用バックフォーク/チェーンステーキットとよく似てるんだけどな〜という話を聞いたことがありますが、そこまでは調べていません。古いリア三角に新しい前三角を組み合わせたものだったわけです。今度のインフィニートはリア三角とフォーク周りを大きく変えてきたようです。

旧リア三角は非常に特徴的な形状をしていました。シートステーは上から三角断面、リーフスプリング断面、最後は丸断面になっています。チェーンステーも同様です。新しいインフィニートCVは非常にオーソドックスなシートステーの形状をしており、写真から判断する限りではオルトレに見られるようなオフセット(過去にPINARELLOやTREK、キャノンデールについて書いた記事を読んで頂けると理解して頂けると思います。)もありません。チェーンステーの形状はBianchiのMTBと似ており、チェーンステーを積極的に動かし、振動を吸収しようとしているように見えます。

これはキャノンデールが進める最近のトレンドでもあり、スカルペルに代表されるようなシステムになります。が、これはシートステーにピポットがあるから成立する構造であり、写真からはインフィニートCVではそういった部分が見られない為、どうなっているかは実物を見ないと解らない部分です。

このインフィニートCV、最も注目すべき部分はCVでしょう。ハイモジュラスカーボンを採用したとか書いてますが、配合率、具体的なグレードが書かれていないので今回は無視することにします(笑)。このCVとはCountervail®の略だとアナウンスされています。カウンターベールとは相殺という意味を持つ単語です。公式発表によるとアメリカのMaterials Sciences Corporationという会社が開発した素材のようです。MaterialsとMaterialと2つの似た名前の会社があるようですが、Sの付くほうがカウンターベールを販売している会社のようです。

MSCのプロダクトページにカウンターベールのページがあります。色々と書いてありますが、制振ファイバーのようです。繊維が並行ではない状態で撚り合わされており、それによって制振効果を得ているようです。TIMEのベクトランのような特殊な素材なのか?と思いましたが、どうやらカーボンのグレードや編み方を調整することで制振効果を得ているようです。75%もの制振効果(減衰が早い)を得ているそうです。

自転車以外ではスキー板を製造する時にも使用されているようです。通常、アルミ板とネオプレーン素材を制振素材として使用するそうですが、それに代わる新素材であるとして2010年にこのブログで紹介されています。詳細について質問するコメントが残されているにも関わらず、それに対する返信が無いということは、あまりこの素材に関しての情報が公開されていないことも表しています。

元々、Countervail®とは軍事用のファイバーだったようで、プロモーションパンフレットにもそのように書かれています。ベル社のヘリコプターの防音パネルにも採用されているとのことで、確かに軍事現場でも使われているようです。軍事技術の民間転用と言えば聞こえは良いですが、怪しさも増してしまうのが悩みどころでしょうかw。

このインフィニートカウンターベールについての情報はまだメーカーから発表されたばかりで、あまり多くはありません。振動吸収性の素晴らしさは公開されている動画を見る限りではTIME並かそれ以上だと言えるでしょう。


発表されたばかりで情報はあまりありませんが、非常に楽しみなバイクです。2013年後半には発売されるようなので、今年のサイクルモードで見るのを楽しみにしています。

4 件のコメント:

  1. 返信
    1. リンク貼ったったったwww

      削除
  2. 構造屋・・・?^ω^ω^ω^

    最近は振動吸収に気を遣った物に目がないのですよ。

    構造屋・・・?^ω^ω^ω^

    Cannondale Synapse HDが同じようなアプローチも兼ねてくれていたら確実に買ったんですけどねw

    構造屋・・・?^ω^ω^ω^

    返信削除
    返信
    1. (^ω^ ≡ ^ω^)おっおっおっ

      俺は元々構造力学専攻してたんだ( ^ω^)おっ

      振動を吸収したいなら脂肪で吸収すれば良いじゃないm9(^Д^)

      キャノンデールは悪く無いよ。個性は無いけど(´・ω・`)

      削除