2013/04/19

Reynolds R2 Tubular 使用雑感

装着して走ってきました。
完全に”予想通り”なホイールでした。

タイヤとクイックレバー、スプロケット込の実測重量ですが

R2 フロント820g リア1220g(カンパクイック)

ZONDA フロント990g リア1540g(ディズナのチタンクイック)

と、めちゃくちゃ軽いですね。

7.5kgあったCentoStradeが

7.03kgになりました。

で、何か悔しいですよね。

7kg切っているか切っていないか。というのは非常に重要な議題です。

ホイール周りの剛性を落としたくないからカンパクイックを使おうと思っていたのですが、こうなったらディズナのチタンクイックを使うしか無い状況ですw。

というわけで6.99kgになりました。

夢の!6kg台!!!(アホ)

これ以上の軽量化は相当苦しい作業になってきます。フルクラムのクランクを交換して-150gくらい。VeloceのRDを交換して-90gくらい。確かにアンダー6.8kgの世界を見ることが出来ますが、ここから250g弱を削ぎ落とすのに10万近い金額がかかってきます。そんなあぶく銭は無いのでこれにて打ち止めです。

ここまでくると、フレーム重量1300gというのがジワジワと効いてきます。

これがEVOだったらなぁ…と思いますが、そんなこと言っても仕方のないことです。

と、大きく本題から外れましたが、使用雑感を書いて行きましょう。

使用したタイヤはF:ビットリア コルサCX ELITE、R:ビットリア ストラーダとなっています。前後でタイヤが違うのは貧乏だったから色々なタイヤを試してみたいからです。スペアタイヤはゴミタリアのチャンピオンだったと思います。

タイヤの話は後に回すことにして、このホイールは出だしから40km/hまでの加速が速いです。ちょっとしたタメの後に加速する感じで、僕好みのフィーリングです。出だしの軽さだけなら、今までに使ったことのあるホイールの中では一番軽い部類に入るかもしれません。以前所有していたTNIのカーボンディープなど、比較対象ですらありません。踏んでいった感覚はよく似ていますが、明らかに異質な軽さです。スプリントのかかりも良好です。

流石に43km/hを超えた辺りからは”ちょっと楽な普通のホイール”になりますが、頭打ちになるまでの快適さが異次元です。単独で高速巡航するようなシチュエーションではエアロスポークを使っているZONDAに分があるように思いますが、弱点をよく認識していれば苦になることは無いように思います。上が伸びないと言いつつも、普通の手組ホイールと比べると伸びるので、伸びない伸びないというのは気にしすぎなような気もします。

物理学的にこのインプレッションを説明するのであれば、まずは”リム重量”でしょう。リム重量238gというのは鬼のように軽いリムです。そして、スポークが効いています。触った感じだと全てDTコンペティションの2.0-1.8-2.0を使っているようですが、これが良いんです。ZONDAの記事でスポークの形状について触れましたが、エアロスポークを使ったホイールは独特のクセがあるように感じます。それが好きな人はエアロスポークを積極的に使っていくべきだと思いますが、個人的には丸スポークのニュートラルな特性のほうが好きです。将来的に、フロントホイールをCx-Rayかエアロライトで組み直すことは考えていますが、リアホイールは弄らないと思います。組み直すメリットが無い。とは言いませんが、組み直すことでこのフィーリングが消えてしまうかもしれない。という気持ち悪さもあるからです。

チューブラータイヤである。というのも効いているのがよく解るので、チューブラー沼に嵌ったような気もします。もっと色々なチューブラータイヤを使ってみたい(;^ω^)

というわけで、非常に素直な特性を持った優等生タイプのホイールでした。

"柔らかいSUPERENVE"って感じなので物足りない人は物足りないと思いますw。
(ぶっちゃけ、色々物足りないからお金のある人はSUPERENVEを買いましょう。)

(旧世代のリムだから空気抵抗が意外と大きくて、もうちょっと空力的に煮詰められているホイール"も"欲しいなぁ…と思っているので、俺はもうダメかもしれないw)

2015/11/02 最終的にフロントホイールのスポークをcx-rayに交換したところ、ストレス無く高速域まで伸びるホイールとなりました。

2 件のコメント:

  1. インプレ参考になりました。ありがとうございます。
    私はヒルクライムオンリーで使っていたため、高速巡航における伸びを体感する機会が少なかったのかなと思いました。少なくとも軽すぎる影響か、踏んでも踏んでも踏み応えがなく、回すぺダリングがまだまだ身についていない身としては少々使いにくい感覚がありました。駄文失礼いたしました。

    アンダー6.8㎏は夢ですね……w

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    1. 匿名さんどうもです。このホイール、ヒルクライム向けに使っている人が多いようですね。以前カステと「パンピーには50mm台のカーボンディープはデメリットが無視出来ないから、30mm台のホイールで40km/hまでの快適さを底上げしたほうが良いんじゃないか?」と話していたんですが、その通りで、万能で楽に走れるホイールだと思います。

      こういった軽量ホイールは脚を回し続けることが重要です。「慣性を考えると軽いから踏み直しも楽。」と言われていますが、休むことが出来ないので実際のトコロはどうなのかなぁ…と常日頃考えています。

      個人的には、”踏んでも踏んでも踏み応えがなく、回すぺダリングがまだまだ身についていない身としては少々使いにくい”ので、丸スポークに拘っています。丸スポークだとラフに踏んでもホイールが独特のタメを作る(ような気がする)ため、軽いホイールでも使いこなせるんじゃないかな…と。

      今後もよろしくお願いします。アンダー6.8kgは夢ですw

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