2012/05/02

SRAM Double Tap Controls

未だに"SRAM"をスラムと呼ぶかエスラムと呼ぶか、悩んでしまう系男子。



で、そんなSRAMが出しているのがこの「ダブルタップ」レバー。

うん。悪くない。

一本のレバーの押し量を変えることで巻き取り量を選択出来るだけでは無く、多段変速にも対応しているという、神のような内部機構を持つ。

さらに、リーチアジャスト機能もついており、手の小さい人のことも考えているのは高く評価出来る。

握り心地には好みもあるため白黒つけることは難しいが、個人的には好きでも嫌いでも無い。

内部構造やブラケットの側面が抉れていることをZENSHOJIさんがブログで指摘してくれていますが、個人的には内部にエアポケットのようなものを作ることで手への振動を軽減しているのかな?とも思ったり…。個人的には手のスッポ抜け問題のほうが重要だと考えています。

スッポ抜け…これはアームストロングが最後のツール・ド・フランスで落車した原因とも言われている(その前の骨折の原因とも)問題です。

ダブルタップレバーには、シマノがSTIレバーの上部を膨らましていたり、カンパがエルゴの上側を内側に傾けているような、手の引っ掛かり部分がありません。よって、気を抜くと一気に手がブラケットから抜けてしまいます。

ダブルタップに関しては友人の自転車を乗った時に使ったくらいで、長期的に使用したことは無いため明言は避けますが、この形状には疑問を隠しえません。

「慣れればなんとか…」というレベルでも無いように感じました。

結果的に、次期REDでは大幅にダブルタップレバーの形状を変えてきているので、メーカーも問題アリだと判断したのでしょう。

いずれにしろ、「ドロップ部を持ったままシフトアップ可能」「全モデルにリーチアジャスト付き」という2点は積極的に評価したいところです。


しかし、僕がダブルタップレバーを使わないのにはもっと大きな理由があります。

変速レバーが1本ってアホかとwwwww

そのレバーが走ってる時に折れたらどうするんですかwwwwwwwww

例えば、フロントにノーマルギア(53-39)が入っていると仮定して、リアが14Tくらいに入った状態で変速レバーが折れたとします。39/14か53/14しか選べないんですよ…。死ねと言われているようなもんです。

これがカンパやシマノなら折れていないほうのレバーは使えるわけですから、ギアの選択肢が多少増えます。

この"選択肢が多少なりとも存在する"のと、"ギアが全く選択出来ない"というのは大きな違いです。フロント変速であればワイヤーを外してしまえばインナーに落ちる為、まだ何とかなりますが、リアは結構きついものがあります。

個人的に、一つのパーツが複数の機能を持つ製品は信頼性が低いと考えています。フェイルセーフを考えていないと言ってしまっても良いと思います。


しかも…ダブルタップの変速レバー折れはよく聞くトラブルです。

機構や操作性は非常に魅力的ですが、フェイルセーフの観点から僕は使うことは無いでしょう。

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