CATEYE謹製、10sカンパニョーロ専用コンピューター
今となっては"トンデモ製品"として皆の記憶に残っているErgoBrain10。実はかなり考えて作ってあるサイクルコンピューターです。
ギア位置、ギア歯数、ギア倍数、ケイデンス、スピードなどが表示出来る、"コンポメーカーならでは"といった機能がてんこ盛り。ギアの歯数に関しては、フロントは手作業で入力する必要がありますが、リアスプロケットに関しては速度とケイデンスから自動計算するようで、レース中にホイールを交換する必要が出てきた場合などでも問題なく使えるようになっています。
さらに、"トレーニングモード"があり、あらかじめ最低ケイデンスや速度などを設定しておけば、それを下回ったときにビープ音が鳴り、ライダーに知らせてくれる機能もある。僕は意識しないとケイデンスが低くなってしまうため、この機能は実にありがたい。
液晶にはバックライト内蔵で、夜間も画面を確認することが出来ます。夜間、サイクルコンピューターは見れないものだと思っていたが、見ることが出来ると非常に便利なのを痛感しました。
操作は本体横のスイッチで行うのですが、エルゴレバーに操作スイッチを内蔵することが出来る為、ブラケットから手を離すことなく操作可能です。この機能に慣れてしまうと、サイクルコンピューターの操作の為、わざわざ手を離してボタンを押す動作が面倒になってしまいます。エルゴブレインを製造しているCATEYEからも自社のサイクルコンピューターで使える同様のキットが一時期売られていましたが、専用設計では無い為非常に大きく、実用的ではありませんでした。
シマノからはフライトデッキが同等品として売られていましたが、機能面で見るとエルゴブレインには遠く及びません。
しかし、そんなエルゴブレインですが大きな欠点があります。
ズバリ、多機能すぎて操作が非常に複雑で、とても全ては覚えられないということ(;´∀`)
最近では説明書のPDFファイルをスマホに入れておくことが出来るようになり、まだ我慢出来ますが、以前は分厚い説明書を持ち歩いていたこともありますw。
あと、僕の個体だけかもしれませんが、やたら時計が遅れます。電池が無いのかと思いましたが、新しい電池に変えても変化無し。多分、仕様かハズレでしょうw。
個人的にはGarmin+ErgoBrainという組み合わせで使うのが好きなんですが、最近のカンパにはエルゴブレインは付かない為、無理になってしまっています。
各所にCATEYEの刻印が入っているので、製造を丸投げしたのは確実です。それは評価しますが、機能を詰め込みすぎてコケた悲しいサイクルコンピューターですw。
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