KURE Made For Speed チェーンルブドライ

久しぶりに感触が良いオイルだったので買ってみました。

都内ではドライ系チェーンルブの需要が高く、良いオイルはどれか良く聞かれるので、新しく出た時に買ってみました。個人的にはドライ系ルブは全く信用していないのですが、やはりこのオイルも「最高。」とは言い切れないオイルです。

使ってみよう。と思ったきっかけは成分です。

PTFE、ボロンなどの固体潤滑剤＋エステル化学合成油という構成は理論上トリフローを上回ります。防錆剤配合というのに首をかしげましたが、実際に使ってみるとこの成分の重要度がよくわかります。

トリフロー使用時には油膜が切れるまで1ヶ月ほどは大丈夫でしたが、このKUREのオイルは2週間ほどでベースオイルが揮発するようです。サビは出ないものの、潤滑されて無さはストレスフルと言っても良いレベルでした。そのままオイル切れの感覚が出てからも防錆剤が効いているようで、チェーンは錆びないのですが、メンテサイクルの短さは個人的にはアウトでした。ただ、チェーンが錆びないのは本当に評価されていいと思います。錆びないの大事。

ただ、漕ぎはそこそこ軽く、飛び散りも非常に少ない点は高く評価出来ます。ドライ系オイル特有のフィーリングではありますがまぁこれくらいなら及第点かと。

普段使いにはあまり向きませんが、週末のサイクリング〜レース用途としてはそこそこ使えるオイルだと思います。何よりも入手性が良いのは高評価です。

と、あまり高い評価はしていないですが、フィニッシュラインの赤いドライオイルと比べると神のようなオイルです。潤滑性能、メンテサイクルの長さいずれも圧倒的です（）