2022/01/12

Bontrager BzzzKill Harmonic Dampers By Mathews.

最新のカーボンロードの乗り味がどうも気に入らない人にオススメの逸品です。
ボントレガー バズキル
令和やぞ()

どこぞのバカどもが”オカルトグッズ”扱いしているこのバズキルですが、マスダンパーをオカルトグッズ扱いするテメーの頭がオカルトだよ。という悪口は置いておいて、類似の商品がバズキル以降出てこないのが非常に謎です。

(追記)また、2006年のパリ・ルーベに参戦したジョージ・ヒンカピーのバイクにもついていますね。これは旧ロゴ、初期ロットの赤色Verです。

*アルミハンドルには効果があり、カーボンハンドルでは効果が無いと記述している方が散見されますが、どのような素材であっても効果があります。マスダンパーだもの。

ちなみに2021年現在、バズキルの新品在庫は殆どどこにも存在しないようです。中古品すら見つからない状態で、ほぼ購入する手段は無さそうです。

この商品が元々自転車用ではなく、Mathewsというアーチェリー用品メーカーが出している製品を自転車用にチューニングしてBONTRAGERが販売していた。という話は非常に有名な所であり、本家のMathewsからは今も各色販売されているようです。
なんというか、一緒ですよね。

で、なぜこの商品が市場から消えたか。というと、特許絡み/会社の倒産/売れなかったなど、色々な情報が散見されます。正直僕は何故この商品が消えたかはわかりませんが、古くはTIMEのベクトランや2015年前後からのBianchiのCVのように、制震性のあるレイヤーをカーボンパーツ作製時に入れるという設計が増えてきたのとある程度関係があるのでしょう。ある程度不快な振動を吸収することが出来るようなカーボンフレーム/パーツの設計が出来るようになってきた。というのが1つの答えになっているように思います。


と、ここまで色々と書いてきましたが、今回の本題はこういった所にはありません。何故この令和の時代に、約10年も前に終売したマスダンパーを紹介しているのか。という所に本題があります。


先日、友人にBianchiのスプリントディスクを勧めたのですが、購入後、「気持ちの悪い振動感があって全然走らない。」という話を聞きました。「最新のフレームでディスクブレーキ前提の設計なんだからタイヤとかホイールに原因があるんじゃないの?」」と軽くあしらったのですが、MAVICのチューブレスホイール+チューブレスタイヤを適正空気圧で使用しており、また身体に触れるパーツをカーボンパーツに交換して適正サイズに合わせているなど、”気持ちの悪い振動感があって全然走らない。”という訴えに対する解答が見つからない状態でした。

正直なところ、スプリントのフロントフォークの設計と使用しているカーボン(というか制震シート入って無いでしょ)に起因する問題であろうと検討をつけ、ハーシュネス除去の為のマスダンパー導入を提案しました。そのうち効いたか効かなかったかは確認することにしましょう。


日本には入荷されなかった為あまり知られていませんが、アルミモデルとブラスモデルの2種類があったようです。僕はアルミモデルしか見たことがありません。ebayとか見ても無さそうです。初期は赤/黒のラインナップで、後期はグレーがラインナップにあったと記憶しています。

WaybackMachineに当時のサイトが残っていました。

また、2006年モデルのクロスバイクやシクロクロスバイクのフロントフォークに埋め込まれていたこともあります。かなり効いたようですが、スペシャライズドのゼルツと同じくらいの時期に消えました。7.7FX(2006)7.9FX(2007)7.7FX(2007)にはついていますが、2008年には消えているようです。Bontrager Satellite Plus Bzzzkill, carbonという名前のフロントフォークに採用されていますね。



実測重量はカタログ値通りの30g(アルミモデルですね)


ということで、バズキルを買った。という話でした。
20セット見つけて全部買った。うん。
令和やぞ()


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