今回は大手海外自転車通販サイト、Chain Reaction Cycles からリンスキーのチタンフレームを購入し、それを処置してくみ上げるまでの顛末を書こうと思います。
時は今年7月、Twitterチャリクラ界隈でリンスキーが爆安でCRCで売られているのが発見されました。その値段は恐ろしく安く、国内では30万円を超えるようなモデルが13万円でした。私はその中でもCooper CXに目を付けました。このCooper CX、一応はシクロクロスモデルではあるのだが、BB下がりが65mmでヘッド角等も比較的クイックすぎないモデルで、ダボ穴も溶接してあり、まったりツーリングに使いがちな私にぴったりのモデルだと考え、購入に至りました。
およそ10日ほどで届き、消費税分を国に支払い(スポーツ用品の個人輸入は関税がかからないので)完全に私の所有になりました。しかしそれから様々なトラブルに襲われるとはこの時のカリクレスは知る由もなかったのです。
まず、JISスレッドBBだったのだが、かなりトルクをかけないとBBが中に入っていかないのです。しかしチタンのBBタップを持ち込みで治してくれるところなどほとんどないので、ほとほと困ってしまっいました。藤原エンヂニアリング氏に相談したところ、エルブレスバイクの新宿店ならやってくれる人に心当たりがあるとのことで、フレームを持って行ってスレッドを立ててもらいました。持ち込みでも全然嫌な顔をされず、有難かったです。
そして次の問題はディスクブレーキの規格でした。この自転車、140㎜フラットマウント用の台座がついているのであるが、カリクレスはオフロードもガンガン行くので140㎜では心もとないのです。160㎜ローターに入れたいが、フラットマウントブレーキで160㎜ローターにかさ上げするのは極めてダサい(個人の感想です)ので、160㎜ローター∧ポストマウントブレーキキャリパーにすることにしました。しかし、フラットマウント→ポストマウントへのアダプターがないのです。ラモーンバイクに行っても、ワイズロード上野本館に行っても、ワイズロードアサゾー館にまで行ってもないのです。基本的に自転車屋には敬意を払っているので、部品等は自転車屋で買うことにしているがないものは仕方ない。結局アマゾンで買いました。ディスクロードが浸透しているとはなんだったのか、アダプター一つ店頭に置いてなくて何がディスクロード全盛だと愚痴を垂れ流しながら待っているとやっとアダプターが届きました。
問題はまだありました。購入したはいいが、スルーアクスルシャフトが付属していなかったのである。実は142mm*12mmというスルーアクスル規格、ホイール側の規格が定まっているがシャフト側の規格が定まっていないのです。まず、シャフトのネジピッチだけで3種類あり、さらにシャフト受けの形状でさらに数種類、特殊規格も数種類あるという群雄割拠状態です。私も最初買い間違えて、PAXサイクルさんにTwitter上で指摘され買いなおしました。
さて、こうして組める状態になるまでにかなり時間がかかってしまいました。そして基本的に前のシクロクロスからの移植によってチタンシクロクロスをくみ上げました。
基本的なパーツ構成はSTRS505レバーと105一式、フロントはebayで買った妖しいフロントシングルチェーンリング。ハンドルはこの時はディズナだったが後にトレンタチンクエに組み替えました。どうです?なかなかかっこいいでしょう?インプレッションはまたの次の機会に。ではまた。
[https://chariclesbikes.blogspot.com/2018/10/lynskey-cooper-cx.html]と同内容です。
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