総重量2000gジャストの鉄下駄ホイール
1885に最初から付属してきたホイールです。
個人的には、このホイールは見た目だけ良いホイールだと思っていました。無駄にG3組みされているフロントホイール、カップアンドコーン式では無く、カートリッジ式のベアリング、Jベンドスポークなどカンパニョーロの完組ホイールとして見ると色々と不満点しか見えてこなかったからです。
が、使っていくと共に、幾つか非常に大きなメリットがあることも解りました。
・エアロ効果の高さ
リムハイトは32mm前後、スポークはただの丸スポークなのですが、フロントにもG3組みが採用されることで”何となく”空力が良いような気がします。あくまでも”何となく”がポイントです。ZONDAと比べるとゴ◯です。
・ベアリングの優秀さ
議論が泥沼化し、実効性も疑われる為、ベアリングの等級だとか、材質について語る気はありませんが、不思議と良く回ります。恥ずかしいことに、あまりに良く回る為カップアンドコーン式のハブだと思い込んでいたくらいです。
・タメの存在
このホイール、決して剛性は高くありません。が、乗ってみると非常に気持ちのいい”タメ”が存在することが解ります。スプリントやクライムではこのタメを利用することでグイグイ走っていきます(加速するとは言いませんw)。個人的にはZONDAのリアホイールよりもVENTOのリアホイールのほうが掛りが良いと感じています。
・ブレーキの効きの良さ
このホイールでは自信を持って言えますが、めちゃくちゃブレーキの効きが良いです。これは、ティッシュでリムを擦ると削れるくらい、リムのブレーキ面が非常に柔らかいからだと考えられます。多少のガリ傷なら、ティッシュだけで消えます…。耐久性には疑問が残りますが、ブレーキが効くことは利点の一つです。
・Jベンドスポークが使用されている
完組にしては珍しく、Jベンドスポークが使用されています。これにより、市販のスポークと差し替えが可能になっています。(そのうち魔改造予定)
しかし、「R500より重量が重い」、「R500より高い」など、神ホイールであるR500と比べると確実に見劣りするのも事実です。確かに45km/hほどで頭打ちになるため、40km/hくらいで頭打ちになるR500よりは空力が良いのは解るのですが、価格や消耗品の入手性を考えるとR500に軍配が上がるのは紛れも無い事実です。
最近のVENTO ReactionはR500とほぼ同じ重量になっているので、価格を除けばそれなりに対抗馬となると言えるでしょう。
R500とVENTOの差
返信削除△空力
○ベアリング
匿名さんどうもです。
削除どうなんでしょうね?やはり空力よりもベアリングのほうが効いているのでしょうか?この辺りはファクターごとに切り分けて考えるのが難しいので議論が堂々巡りしそうですねぇ…。
(でも、確かにベアリングはVENTOのほうが良いと思います)