僕の永遠のヒーローが愛用していたサドル。
買った時は自分に全く合わないなんて予想もしていなかった。
それまでサドルで悩んだ経験が無かった為、コンコールライトに変えるまで自分はどんなサドルでもそこそこ使えると思っていました。痛みが出るのはセッティングの問題であり、時間さえかければ何とかなると高をくくっていました。
数年前、アームストロングが使い続けているサドルだから、絶対に良い物だろうと思い購入したコンコールライト。変えた当初は非常に調子の良いサドルだと感じました。すっぽりとお尻を包んでくれる感覚は唯一無二でしょう。ダンシングを終えて腰を下ろした時、スポっとお尻がサドルに吸い込まれていく感覚は新鮮でした。
しかし、最初は我慢していたものの、尿道への負担が大きく痛みと痺れが無視出来ないレベルにあると解り、ワンシーズンで手放してしまいました。流石に50km走ったら3日、100km走ったら1週間痺れが続くのはヤバイでしょう。これは絶対に勃起不全になると思い、アスピデを手に入れると共に放流。二度と使うことは無いでしょう。
使用感はこれくらいにしておいて、形状を考えて行きましょう。コンコールライトは前後方向から見ると、山なりになっているサドルです。この”山なり”部分が尿道付近の血流を現象させ、会陰部の痺れを引き起こすと考えられます。横から見るとカーブした座面はお尻をシッカリと保持してくれます。このカーブは現在愛用しているアスピデとほぼ同じであり、お尻の保持という観点から見るとコンコールライトは良いサドルでした。
このサドルは自分のサドル選びに大きな影響を与えたモデルです。結果的に、自分には横から見た時に窪みがあり、尚且つ前後方向から見た時に中心部に窪みが存在するサドルが向いているということが解りました。
現在、色々なサドルに試乗する機会があります。上から見た時の幅によってペダリングのしやすさは変わりますが、前後方向、左右方向に窪みのあるサドルは確かに使いやすいと感じています。サドル選びにも一つの基準を設けると間違いが少なくなるんじゃないかな?と考えています。骨盤の形状は人それぞれであるためあまり他人の意見が参考にならない部分ですが、他人のサドル選びの基準を知っておくのも悪いことでは無いかもしれません。
実測重量は216gでした。
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