今回はサーヴェロです。
79デュラ組をNOKONで。一見簡単そうに見えますが、意外と手こずりました。
以前から言っているのですが、NOKONの組み付けはかなり慣れを要します。特にシマノ製品とは相性があまり良くなく、良いフィーリングが得られるまでワイヤールートとライナーの長さを徹底的に調整する必要があります。
個人的に、NOKONの凄さは”引きの軽さ”では無く、”タッチの正確さ”にあると思っているので、引きの軽さはとりあえず無視して、キッチリと動作するよう組んでいます。
このバイクはオーナーが原因不明の変速不良を訴えており、完全な組み直しとなっています。
そんなこんなで組立途中の写真でもw
この角度なら顔が解らないから大丈夫ですよね!w
ちなみに、このサーヴェロは名古屋サイクルBBQオフで試乗させて頂いたものです。その時の試乗記事はコチラに上がっています。かなりくたびれていますが、やはりフラッグシップモデル。廉価版のフレームやコンポーネントとは桁違いの精度と合成を誇ります。
が、このフレーム、サーヴェロのR3ですが、リアエンドとフロントのディレーラー台座が明らかに弱いかな?と思います。少なくともリアエンドの弱さは異常です。「クラッシュした時に壊れるように弱くしてある。」と言われても、流石にこれは…となる弱さ。ちょっと手で曲げただけで簡単に曲がります。しかし、曲がりっぱなしではなく元に戻るので、結構考えられてるのかな???と。本当は社外品の硬いリプレーサブルハンガーに変えるのが吉だと思うんですが、フレームへの負担が増す為、エンドユーザーレベルでは非常に判断に悩む部分でもあります。
ハンドルとステムは正規品では無いそうで、かなりタワみましたw。値段を聞いて納得しましたが、凄く微妙ですね…。僕はハンドルやステムに軽量パーツを投入することに対しては非常に懐疑的なため、こういった部分に中華カーボン系パーツは正直怖いです。ハンドルとステムは意外とステアリングに影響する部分なので、それならアルミ製を…と思います。でも、軽さは正義でもあるので、これはこれでアリだと思っています。
と、いうことで出張整備もやってるよ〜。という記事でした。
流石に技術力を売りにしているプロメカニックには及びませんが、それなりには組めると自負していますw。
オーナーさんには「本物のDURA-ACE を身に纏い僕の手元に戻ってきました!」と喜んで頂けたようで、嬉しい限りです。
自分で組んでイメージ通りに動かない時など、相談に乗りますのでお気軽にどうぞ〜w。
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