2014/01/21

Renn MULTISPORT:RENN Kaiser 700c Tubular Disc Wheel

皇帝現る
気がついたら買ってました。

僕が勝手に勘違いしていたのですが、黒い5IVE-5IVE-5IVEが届くと思っていたので、箱を開けた時に一瞬思考停止に陥りました。前オーナーがホワイトカーボンのシートを貼り込んだのか。と思ったのですがよく見ると違い、慌てて調べました。


非常に珍しいもののようで、あまり画像検索にも出てこないのですが、Renn Kaiserというモデルのようです。通常のホイールはフルカーボンスキンですが、このモデルはテキサリウム(テックスアルミニウム)スキンを纏っています。Texaliumはグラスファイバーにアルミコーティングをしたもののようで、昔流行ったシルバーカーボンと同じようなものだと勝手に判断しています。厨二病全開でカッコいいので気に入りました。カッコいい。凄くカッコいい。1885に履かせてなんちゃってLUNAごっこしたい。



話を始める前に、まずはRennというメーカーのディスクホイールの説明から始めましょう。Renn銘のディスクホイールはFrank Rehneltという人の興した会社であるRenn MULTISPORT社によって生産されています。日本では安価に手に入る痛チャリ制作用ディスクホイールとして非常に有名ですが、元々のスタートが安価にディスクホイールホイールを提供する。という所にあったようなので利害が一致した感じですね。

Frank RehneltがHPに書いている文章を読んで非常に感心したのですが、幾つものディスクホイールを試した結果、900ドル辺りのディスクホイールが一番良かったようです。1500ドル辺りのホイールも非常に優れており、軽く、速く、空力も良く、剛性もあったそうです。600ドル〜800ドル辺りのホイールは重量面や剛性面で劣る所が多々あり、当時900ドルというお金が無い、工学部の学生だった彼はクオリティをある程度無視すれば、安価に自分でディスクホイールが作れる。という結論に至ったようです。

その後、アルミニウム製のディスクホイールを制作したみたいですが、重量問題が解決出来ず、航空産業で使われているハニカム素材に目をつけ、現在の形に落ち着いたようです。現在はノーメックス製のハニカムを用い、他社の半額程度の価格でアマチュア〜ノンスポンサーのプロ選手までが使えるディスクホイールを提供する。という方向で制作している感じですね。調べていくと、初期の頃(89~90は公式HPで確認出来ます)はRehn銘で生産していたようですが、途中でRenn銘に切り替えたようです。

という感じで今も製造されているようですが、造り自体は非常に原始的です。尊敬する方がご自分のRennディスクホイールを修理されていますが、まぁ何というかアレですね。アレです(察してください)。

理想的にはカーボンホイールとセットでレイノルズのディスクホイールが欲しかったのですが、どう考えてもこっちのほうがカッコいいので結果オーライです。名前もKaiser(皇帝)です。こっちのほうが名前が良いです。厨二病全開で凄いかっこいいです…

レイノルズ欲しいですけどね…。ええ…。

そんなこんなで新しいホイールが届いたわけですが、どうしましょうかね…。色々と考えてはいるんですが、向かう方向がイマイチ定まっていないのも事実です。
ディスクホイールのメリットが最大限活かせられるレースが殆ど無いのは身を持って体感している(めちゃくちゃしんどかった)ので、写真撮影用のホイールになりますね。

色の組み合わせ次第で凄く映えそうですね(^q^)

やっぱりこの時が一番カッコ良かったかな?
色の組み合わせは難しいですね。


Renn Kaiser

1120 grams 700c tubular
1020 grams 650c tubular
1200 grams 700c clincher
1100 grams 650c clincher
Nomex honeycomb core
Texalium plain weave skin
Aluminum rim
All aluminum hub
Rollout tolerance to .020 max.
Round tolerance to .020 max.
Two year defect warranty
Lifetime crash replacement

TrackBack:Ramblings and rants:Der Kaiser has arrived

なお、ヒラメの横カムが使えるかな?というのが素朴な疑問としてあったわけですが、無事使用出来ました。
Renn+ヒラメ横カム

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