現在、最も評価の高いISP用シートキャップ(シートマスト、ポストトップ)です。
スタビーって「ずんぐりした」という意味もある、可愛らしいネーミングですね。
新しいフレームを買ったら着いてきたというだけなので、あえてこれを選んだわけでは無いんですが、リッチーの製品は周りの人間からの評価が高いので個人的にも興味があります。詳しく見て行きましょう。
切削跡が見当たらないので多分鋳造か鍛造かと。何となく鍛造な気がします
サドルをつけるとこんな感じですね。
かなりしっかり保持出来ています。
保持力の高い理由はこの部分の構造にあるようです。
艶の無い部分が固定時に摩擦力を発揮する部分ですね。
爪のような部品が左右から当っているのが解ります。
カーボンレールのサドルを使用する場合、別売りとなっているカーボンレール専用のパーツを使わなければいけないのですが、それを除いてもこの固定方法は非常に優秀かもしれません。昔からある横1本締め方式のサドル固定部ですが、このリッチーの製品は最も精度が高く安心して使えるのかもしれません。
縦1本締め方式はレコードのシートポストが有名ですが、それ以外は殆ど使い物にならないと言っても良いくらいダメです。
ISPタイプのシートキャップで最も気になるのが上下方向への調整幅です。
手持ちのノギスで測ったところ、50mmのISPを咥え込むことが出来、ミニマムインサートは約36.5mmとなっています。
つまり、50-36.5=13.5mmの調整幅が存在するわけです。書き方を変えれば、±6.75mmの調整幅があることになります。ある程度ポジションが決まっているのであれば、十分な調整幅でしょう。
参考までに、ISPキャップの下部からサドルレールまでが約78mmだったので、ISP切断後はレールまでの高さが28mmくらいになるはずです。
つまりこういうことになります。
風の便りで、このスタビー用のチタンボルトをムーブメントでオーダー出来るという話を聞いて今からソワソワしているのですが、予算を大幅に超えてしまって、追加で補正予算案を組み直した状態なので当分先になりそうです。
0 件のコメント:
コメントを投稿