ここまでは撮り方の話を書いてきました。
今回は撮影後の話をしていきましょう。
ここまでの3本の記事で
・良い写真を見ること(インプットの重要性)
・伝えたい主題を決め、それのみを写すこと(ポイントを絞った簡潔なコミュニケーションを心がける+写真を視る層に合わせた主題選びをすること)
・もし主題以外も写し込むのであれば人間の視点を誘導していくこと(明確な意図を持って構図を作ること)
・レンズ毎に適切な構図を選んで撮ること(ある種のパターンを作って撮影を行う)
・主題を食う装飾要素はNG(主題だけで成立する写真を撮る意識を持つ)
の5点を書いてきました。
この5点、書き出すと簡単ですが、現実的に良い写真を撮ることは非常に難しいと思っています。そんな時に我々にはあるんですね便利なツールが。ええ。
昨今色々なツールがありますが、個人的にオススメなのはLightroom。最も便利な機能が一括編集機能です。
一括トリミングというよりは、現像設定のコピーなのですが、この機能を使えば多くの写真を一括でトリミングすることが出来ます。そんなに手間もかからないですし、同じ設定の写真を纏めて編集するだけなので手間も全然増えないので積極的に活用するべきだと思います。
また、最近のUplight補正機能は非常に優秀で、ティルトシフトレンズのようにパースの狂いを修正したり、パースを狂わせたりすることが可能です。
この機能、個人的に重宝しています。
僕は水平/垂直が取れていない写真には本当に価値が無いと思っています。傾けて良さそうに見えるのは一瞬で、数ヶ月後/数年後に見て満足感が持続するのはやはりしっかりと水平が取れている写真です。
撮影段階で水平/垂直が取れていないのは腕のせい、編集段階でそこの調整が出来ないのは怠惰とセンスの無さです。
???「被写体はこの角度が一番かっこいい。背景はボケてるからわからん。」
綺麗な背景と、綺麗な被写体が同時に写し込めない場所で撮っている貴方が悪いだけです。
良い場所を探しながら撮っていくのは最低限の条件でしょう。
パースの調整に話を戻しますが、不要な所を擬似的に圧縮し、必要な所を引き伸ばすような編集が可能です。
街中スナップで結構便利な機能です。
そんなこんなで、明るさの調整や色味の調整ばかりが注目されますが、不要なエリアを切って捨てるだけでもかなり良くなるのになんでやらんの?撮ってそのまま出すのは怠慢だろ…といつも思っています。量が多いからというのは言い訳にならんのですよ。へったくそな写真を出すような妥協をするなら、定点カメラでも置いておけという話です。
あと、日の丸構図は正義や。というのも伝わっていると良いなと思います。
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