2012/01/31
折り畳み自転車が欲しい。
実は、昨年から折り畳み自転車が欲しく、色々なメーカーのカタログなどを眺めていた。
その間に感じた事を纏めてみた。
一応、モールトンについても触れたかったため、デモンターブルも折り畳み自転車の中に入れて考えている。
①そもそも何で折り畳み自転車が欲しいのか
折り畳み自転車を探す時に一番重要な事はココだ。保管スペースに問題があるのか、車に載せて運ぶのか、輪行するのかetcなど、色々な出発点があるはずだ。この出発点が明確になっていないと、適切な折り畳み自転車を選ぶ事は出来ない。
②折り畳み機構はどこまで複雑になっても良いか(どれくらい簡単なのが良いか)
広義に折り畳み自転車と言っても色々な形の色々な自転車がある。ワンタッチで折り畳みが出来るものから、デモンターブルのように分割するタイプのものまで本当に沢山ある。自分のみが使うのであれば、多少複雑な折り畳み機構を持っていても対応可能だが、自転車に詳しくない人や女の子に貸す機会がある場合、なるだけ簡単な折り畳み機構の自転車のほうが良い。
③重量は無視出来るか否か
輪行する場合はもちろん、折りたたんだ状態で車に載せて運ぶスタイルでも、必ず折り畳み自転車は持ち上げる必要が出てくる。その際の重量は出来る限り軽いほうが良い。更に、女の子が使うなら軽ければ軽いほうが良い。というか、男でも軽ければ軽い方が良いに決まっている。
④走行性能をどれくらい求めるか
その折り畳み自転車で具体的にどれくらいの距離を走るか、どういった場所を走るかというのは必ず考えておかないといけない。軽量だからといって変速機の無いモデルを選んだり、逆にチョイノリしかしないのに18段もの変速システムは不要だ。
こういった事を総合的に考えると、意外と選択肢は少なくなってしまう。さらに、折り畳み自転車だからといって独自パーツてんこ盛りの自転車よりも、パーツの供給が安定したものが良い。そういった自転車のほうが、後々困る事は少ないはずだ。
こういった事を考えると、個人的にはBD-1、ブロンプトン、ダホン辺りが理想的な折り畳み自転車と言えるのかなぁと思っている。モールトンの走行性能も捨て難いが、BSモールトンでないと分割は面倒だと思う。
車種ごとに見ていくと
BD-1のメリット
・フロントサスペンション+リアエラストマーで乗り心地が抜群に良い。
・スポーツサイクルのパーツが流用出来るため、出先での修理や改造が楽。
・OEM生産をしている為、Bianchi銘のBD-1も買える(Bianchiヲタクには結構重要w
BD-1のデメリット
・サスペンションやエラストマーのせいで重量が重い
・乗り心地が良い代わりにパワーロスが多い
・フロントのブレーキワイヤーが恐ろしいほど長くなる為、ブレーキタッチが悪化するかも
・折り畳みが複雑に見える
ブロンプトンのメリット
・折り畳みが簡単で、かかる時間が短い
・カラーバリエーションが豊富
・マニアックな改造パーツが多い
・折り畳むと小さくなる
ブロンプトンのデメリット
・サードパーティ製のアフターパーツが多いとはいえ、独自規格のパーツばかり
・純正変速機がちゃち
・走行性能は悪くは無いが、長距離は走れない
ダホンのメリット
・折り畳み機構が確実で、素人でも間違えることが少ない
・豊富なモデルバリエーション
・スポーツサイクルのパーツが流用出来る
・とても普通
ダホンのデメリット
・豊富なモデルバリエーションは裏を返せば、どれを買っていいか解らない
・シートポスト内蔵ポンプは必要か?
モールトンのメリット
・衝撃的な走行性能の高さ
・スポーツサイクルのパーツが流用出来る
モールトンのデメリット
・価格
・分割が面倒
BSモールトンのメリット
・走行性能はかなり高い
・スポーツサイクルのパーツが流用出来る
BSモールトンのデメリット
・分割が面倒
こんな所だろうか?
以前、友人のモールトンに乗った事があるが、あまりの走行性能の高さに驚いた。正直なところ、ロードレーサー並みに走る。確か、フェアリングを付けた状態でのアワーレコードを持っていたと記憶しているが、本当に速い。その分値段は高いが最近は20万強のベースモデルもあり、モールトンは100万以上すると刷り込まれている為、決して高いとは思わない。
自転車脳∩( ・ω・)∩ ばんじゃーい
もし、僕が「折り畳み自転車」を買うなら、ブロンプトンになると思う。
自分が折り畳み自転車を使うシチュエーションは、輪行か、車に載せて運ぶかのどちらかになると思う。そうなると、折り畳んだ時のサイズ、折り畳みの簡単さを考え、 ブロンプトン が一番良いんじゃないか…と。
マニアックなパーツが多くある事も個人的には非常にプラスになるw。
同時に、意外とブロンプトンは軽い。
逆に、絶対にBD-1は買わないと思う。メカメカしいのは好きだし、サスペンションをエアサスに変えたり、エラストマーの硬さを変えたりという改造は楽しいと思うけど、小径の折り畳みでそこまでやる必要性は全く無いと思う。そういった事はMTBでやれば良い。
似たような理由でダホンも多分買わないだろう。ダホンのスピードプロTTなどは非常に魅力的なモデルではあるが、小径の折り畳み自転車の走行性能の限界に挑んだ所で、絶対にロードレーサーには勝てない。もし自分がロードレーサーを持っておらず、1台で全てを賄う必要があるならば選択肢にはなりうるが、現時点でロード2台/TTバイク1台/MTB1台/クロスバイク1台持っている身としては要らない。普通のダホンは優等生すぎてなんかアレ。
モールトンは確かに欲しい自転車ではあるが、その価格が理解出来ないw。イギリスでハンドメイドされていて、素材も一級品を使っている事はよく解るが、ちょっと高すぎるような…。30万ならまだ理解できるが、200万のモールトンなどは最早理解不可能だw。だって…鉄だよ?wカーボンじゃないよ?
その点、BSモールトンはブロンプトンの走行性能を物足りなく感じた場合、欲しいバイクではある。一度乗った事があるが、驚くほど剛性のあるフレームだったと記憶している。しかし、ここまで硬くして走るバイクにする必要性はあるのかなぁ?と感じた。
あれ?欲しい折り畳み自転車って2台ともイギリスのブランド…
今の所、赤か黄色のブロンプトンが最有力候補。内装変速とか付けて、チタンパーツとかカーボンパーツとかぶち込んで軽くしたいよね!サドルはアスピデスーパーレジェーラ付けると女の子受け良いと思う!僕、彼女が出来たらブロンプトン2台買ってお出かけするんだ!(白目
結局の所、折り畳み自転車に何を求めるかで選ぶべき自転車は変わってくると思う。
使用目的に応じた折り畳み自転車を探すのも楽しい。
自転車は買うまでが一番楽しいと思う。
自分の知り合いにも、ロードレーサーが買える金額を小径の折り畳み自転車につぎ込んで、ロードレーサー並みの速度で走っている人がいる。ちなみにビンディング完備。どうしても小径車が良いらしいw。価値観は人それぞれ。そんな所も自転車が楽しい一因かもしれない。
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