さて、前回の記事でRituoさんが変態だという事は皆さんにお伝えすることが出来たと思いますが、バイクのブレーキに施されていた改造を見てみましょう。
このブレーキ、ボルトがベータチタニウムのチタンボルトに変更されています。
実は、今回 MOVEMENTさんにお邪魔したのは、このチタンボルト関係の話をお聞きするため。以前からチタンボルト換装には興味があったので、詳しい話を聞き、予算が許せば欲しいなぁ…と思っていました。
ベータチタニウムのチタンボルトの素材は、Ti-6Al-4Vだそうです。正直、素材系の話は全く詳しくない為あまり書けませんが、非常に魅力的な素材です。
MOVEMENTさんのブログにもありますが、良質のチタンボルトは折れません。もちろん過剰な負荷がかかれば折れますが、その場合はステンレスでも折れるでしょう。一時期、3Tのステムに付属してきていたチタンボルトが折れる事例が多々発生した為、チタンボルトは折れるという話が広がっただけだと僕は考えています。ちなみに、3Tのチタンボルトは本当にクオリティが低いそうです。
で、そんな"ネジ屋"ベータチタニウムさんが作るこのチタンボルト、店頭在庫は殆どありません。実は、欲しいボルトの店頭在庫があれば買って帰ろうかな?と考えていたのですが、その理由を聞いて驚きました(良い意味で)。
自転車のボルトは汎用品とは言えども、一つずつのパーツによって微妙に頭のサイズやネジの長さが違うそうです。高クオリティのチタンボルトを使用するなら、そこに汎用品を入れるのでは無く、サイズや規格を最適化したネジをフルオーダーしたほうが美しく、所有欲も満たす事が可能です。
高いネジだからこそ、あえてサイズや規格をフルオーダーで作る。
正に一台だけのカスタム。
大事な事なのでもう一度言います。
自分の使っているパーツに最適化された形状と規格のチタンボルトが簡単にオーダー出来るんです。これは恐ろしく凄い事ですよ。フルオーダーネジを製作している工場は幾つもあると思いますが、そういった工場とのパイプを探すのは至難の業です。
ネジのフルオーダーを受け付けてくれる所は沢山ありますが、加工精度や素材のクオリティを求めていくと、現在はベータチタニウムのネジは最高だと言えるのではないでしょうか?ネジ山の製造方法も通常の製造方法とは違うようで、ネジの精度が異常に高いです。
色もかなりの種類があるようです。
マジョーラブルーがめちゃくちゃ綺麗でした…。
もちろん、マジョーラという名前の通り、見る角度で色が変化します。
→マジョーラブルーも買っちゃった:(;゙゚'ω゚'):
欲を言えば、チタンボルトのチェレステカラーがあれば良いなぁ…とw。元々、チタンはアルマイト加工が出来ない為、特殊な酸化処理で色を付けていくのですが、メーカーさん何とかなりませんかねぇ?www
→来ました。マジで作ってくれましたw(僕が働きかけたワケでは無いですが…
MOVEMENTさんのブログを見てみると色々な実例が取り上げられています。えっ?そんなネジまで???という細かい部分までチタンで作られているのは本当に驚きます。
次の記事ではチタンボルトを採用するメリットでも書いてみましょうかね。
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