ベンドとストレートです。
自分は、同じフレームにどちらのフォークも組んで乗った経験がありますが、その経験を基に色々と考察してみました。
まずは写真を見てみましょう。
ベンドフォーク
ストレートフォーク
と、見た目は大きく変わるんですが、乗り味もかなり違ったものになります。
ベンドフォークはマイルドな乗り心地で、突き上げは殆どありません。コーナーではアンダーステア傾向になります。
ストレートフォークは突き上げがダイレクトに来る反面、コーナーではアンダーステアにならず、狙ったラインをトレースする事が可能になります。
もちろん、素材やグレードにもよりますが、考察してみると次のようになると感じています。
<ベンドフォーク>
・ベンド部分が積極的にしなる事で乗り心地が向上する。
・しなる事でフロントセンターが伸び、結果的にアンダーステアとなる。
<ストレートフォーク>
・しならない為、乗り心地が悪い。
・逆に、しならない事から、フロントセンターの変化量が少なく、アンダーステア傾向が少なくなる。
・ベンドフォークに比べ、捻れ剛性が高くなるように感じる。これは"しならない"という性質が"捻れ剛性がある"と認識される為?
どちらも使用した結論として、個人的にはベンドフォークのほうが好きです。"しなり"が"ある種の懐の広さ"を生み出すように感じられます。更に、ストレートフォークで感じる"ハンドリングの正確さ"は"神経質さ"に繋がるかな?と感じています。単にレースのみで使用するのであれば、ストレートフォークのハンドリングの良さは武器となりますが、ファンライドでは少々シビアになりすぎるかなぁ?と思います。
フロントフォークは面白く、オフセットを変えることによって操作性を変える事が出来るなど、かなり面白いパーツです。形状だけでは無く、オフセットが違うフォークに変更してみるのも有効なチューニングだと思います。
と、色々と書きましたが、僕個人としては「フロントフォークは変更するべきでは無い。」と思っています。メーカーがフレームに合わせて最適なフロントフォークをアッセンブルしているのに、それを素人判断で変更するのは如何なものか…と。この辺りは自動車のフルノーマル至上主義と繋がると思っていますが、良い悪いと判断することは難しい分野となります。
僕はCentoStradeのフォークがアルミコラムであり、重量が嵩む為、変更しましたが、やはりノーマルの時の乗り味のほうが良かったと思っています。現在、手元に2000年代前半期のBianchi純正フルカーボンフォーク(ベンド)があるので、そのうち差し替えたいなぁ…と思っています。FUNDAはTTバイクにでも付けるかな?など色々と考えていますが、1885にそのフォークを入れたいとも思う為、2年ほどストックパーツとして保管してあります(;^ω^)
大体のインプレ一緒だ、ただ言えるのは慣れっていう要素が凄い重要、ストレートからベントに移行したけど、2時間で慣れた。
返信削除純正は純正で楽しむのが吉なのも同意。うん。流石だ。
楓さんどうもです。
削除体格差がこれだけあっても意見が一致するなら、ほぼ正解と言っても良いんでしょうねw。確かに"慣れ"という要素の大きさは僕も感じました。他人に自分の自転車を貸すと、決まって「フロントとリアの硬さが違って気持ち悪い。」と言われますが、僕は何も感じませんw。
純正ってバランスが取れていてつまらなく感じる反面、やはり扱いやすいですよねw。ここも同じ意見だとはwwwww