2012/04/27

Michelin AIRCOMP Latex

最もコストパフォーマンスの良い部品ではないでしょうか?
5000円以内で自転車を改良セヨと言われたら僕はラテックスチューブへの変更を提案します


現在、自転車のチューブの素材としては大きく分けて「ブチルチューブ」「ラテックスチューブ」「TPEチューブ」の3種類があります。

その中でも昔からレース用のチューブとして重宝されてきたのがラテックスチューブです。

ラテックスとは何ぞや?という話題はWikipediaを見ていただければ良いでしょう。色々書いてあります。いわゆる"生ゴム"だと思って頂ければ良いでしょう。

この生ゴムの耐久性を向上させるため、硫黄を添加したものがブチルチューブです。当然、ブチルチューブのほうが"耐候性"には優れています。しかし、加硫(硫黄を添加すること)すると、ゴムの分子に華僑構造が出来、ゴムは硬くなります。高校化学の分野そのままですね。

つまり、ブチルチューブは長期にわたって使えるが硬く、ラテックスチューブは寿命が短いものの柔らかい。と考えて構わないでしょう。

ちなみに、ラテックスチューブの寿命が短い…とは言っても紫外線を避け、よほどの高温に晒さない限りはかなり長い期間にわたって使うことが可能です。僕の持っているものだと3年目に突入しているチューブもありますw。

ラテックスチューブは非常に柔らかいため突き刺しパンクに強いのですが、これはSOYOも公式見解としています。SOYOの公式見解に関してはZENSHOJIさんのブログを見ていただくのが良いでしょう。

ラテックスチューブの乗り心地の良さとグリップの高さは病みつきになります。薄いブチルチューブを使って乗り心地が良くなるのとは別次元です。さらに、薄いブチルチューブのアンチパンク性能の低さとバルブ付近から破断する確率の高さは笑えるレベルを超えていますが、ラテックスチューブではそういったことは"ほぼ"無いと考えて良いでしょう。

僕はミシュランのProシリーズ+ミシュランのラテックスチューブの組み合わせが大好きです。


しかし、そんなメリットの多いラテックスチューブにも一つだけデメリットがあります。

それは「空気抜け」の早さ。

特に、新しいうちは柔らかいため、12時間で2~3気圧抜けてしまいます。

古くなってくるとゴムが硬くなるのか、24時間で2~3気圧くらいしか抜けなくなるのですが、泊りのツーリングや200kmオーバーのロングだと途中で空気を足したくなります。

僕の場合、体重が50kgちょっとしか無い為、Pro3の下限である6気圧くらいまで乗れるので、最初に8気圧入れて出発すれば全く問題は無いですが、体重の重い人は難しいかもしれません。


さらに、値段もデメリットとして感じる人が居るかもしれません。しかし、絶対にパンクしないわけでは無いですが、パンクしにくく、なおかつ軽量であるということを考えると、十分選択肢には入ってくると考えられます。

【追記】
一番大事な事を書き忘れていた事に気がつきました。このミシュランのラテックスチューブ、完全にCelesteですw。Bianchi乗りの方は必ずこのチューブを使いましょう(えw

0 件のコメント:

コメントを投稿