2012/04/14

2010 RED カーボンクランク

 カステブログでも言及されているREDクランク。

彼に勧めたのは僕なんですが、僕のインプレッションでも(;^ω^)



まずは僕がREDクランクを採用した理由から書いて行きましょう。

TTバイクでオーシンメトリックを使用しているのですが、オーシンメトリックはついつい踏みすぎてしまいます。あっという間に脚が無くなってしまう危険な機材ですw。脚を少しでも長持ちさせるべく、カーボンクランクを探しましたw。

その時の条件は

・PCDが130であること

・カーボン製

・3大コンポメーカー(シマノ、カンパ、SRAM)かそれに準じるメーカーから出ていること(BBの入手性を考慮に入れて)

という3点で考えたのですが、全く選択肢が無いという…。

フルクラムのカーボンクランクは非常に気に入っていたのですが、PCDが変則的な為社外品のチェーンリングは殆ど使用出来ないと言っていいでしょう。
シマノからはカーボンクランクは販売されていません。例外的に78のカーボンクランクが少量のみ市販されましたが、僕の体格では170mm以下のクランクしか使用出来ない為、選択肢から外れてしまいます。

結局のところ、消去法でSRAMになってしまいます(;^ω^)

そもそも、3大コンポメーカー製の製品に絞って探しているトコロが変態失格なんですが、これには理由があります。BBの規格と入手性の問題です。

例えば、シマノのホローテックBBを使用可能なカーボンクランクなら使用しても良いかな?と思うのですが、完全に予算オーバーですw。FSAもアリっちゃアリですが、BBの入手性は謎…というか、FSAのBBが店頭に置いてあるのは見たことがありません。

あまりピンとこないかもしれませんが、僕は意外とBBは壊れるトコロだと思っています。自分がハズレを引いただけかもしれませんが、MTB時代、XTRのBBが2000kmおきに3度壊れた事があります。BBの入手性は無視出来ないファクターだと思っています。

さらに、BBの問題以外にも、信頼性という面で3大コンポメーカー製の製品に絞りました。例えば、軽量チューニングパーツメーカー製のクランクも面白いですが、海外フォーラムでは砕けたり折れたという報告もゼロではありません。予算が限られた中で買う必要があり、ホイホイ買い換えることは出来ない為、信頼性バツグンの(というか、アフターサービスが良い)3大コンポメーカー製の製品にしました。


こういった経緯でREDのクランク購入を決めた直後、79のクランクも選択肢に上がりました。167.5mmや165mmが試せるということやオークションでの入手性も良いというチビには有り難いクランク。78クランクをTTバイク購入直前に手放したのですが、それをかなり後悔しながらのことでした。

そういう状況で悩んでいたトコロ、TTバイクを見に来ていた友人がボソッと「REDのクランクとセラミックベアリング入りのBB余ってるよ。幾らでも良いよ。」とw。即決です。ありがたや…。

正に"棚からぼた餅"なわけですw。

肝心の使用感ですが、カーボンクランクでは硬い部類に入ると思います。しかし、硬すぎるわけでは無く、5時付近からスッと抜けるカーボンクランク特有の感覚もあります。

回しにくさは確かに感じますが、慣れてしまえば問題無いレベルだと思っています。

この回しにくさを自分なりに分析してみると、"左右のクランクの硬さが大きく違う事による、左右の歪み量の差が他社のクランクよりも大きい為、回しにくく感じる"のかな?と。

一部に硬すぎるから回らないんじゃないか?という話をする人が居ますが、79のクランクのほうが硬いです。もしくは、BBの話をする人が居ますが、僕の使っているBBはセラミックベアリング採用のBBなので、コレ以上良いBBはあまり無いかと…。

結局のトコロ、GXPというシステムが悪いんだと考えています。これはカステとの共通見解です。


最近、2012年モデルの新しいREDは中空構造になっているようですが、クランクの構造は同じようなので、回しにくさは同じ程度じゃないかな?と思っています。

Fair Wheelのテストの結果を見ていると、"I’d call this crank the sleeper of the test. (Sleeperとは掘り出しモノの意味)"と書いてあります。確かに相対的な性能は低いかもしれませんが、価格を考えると非常に優秀だと言えます。チェーンリングの変速性能の低さは誰しもが指摘する弱点ですが、僕は楕円を使っているので何の関係もありませんw。


個人的ベストクランクでは無いですが、かなり気に入ったクランクです。

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