2012/03/04

ポジションを作る方法の提案


巷には色々な数字が溢れかえっています。貴方はどの係数を信じていますか?

サドル高を合わせる時、よく「下死点でかかとがペダルに付く位置」とか「かかとが1cm離れる位置」という目安を聞きますね。この目安は確かに優秀です。しかし、ちょっと詳しくなると、もっと数字を弄ってポジションを出してみたいと思うのも事実です。

事実です。

あれ?思いますよね?事実ですよね?(大事なことなのでry


そういうわけで、F-Engineeringの提案するF-Fitを考えてみました(おまえはアホかとw


基本的に、一般的なサドル高算出公式は股下×0.875ですかね?F-Fitは結構良い感じになると思いますw。

・計測する前にまずは自分の自転車のQ-ファクターを測ります。Q-ファクターが解らない人はググッて下さいw。

・Q-ファクターと同じだけ脚を開き、股下の計測をします。この時、本などを使って引き上げて計測した場合、測定値に0.5cm~1cm足してもOK。サドルに座ると体重分がかかるので、ちょっと長くなるはず…はず。

・その股下に0.885をかけます(アンカーの上級者向け係数)

・自分の足のサイズが身長に対して一般的に見て小さければ、その数字より小さく。大きければその数字より大きい値を目安にします。
・シューズのソールの厚みとペダルの軸との距離を考慮に入れます。BONTなら-2mmくらい?

以上。

ただ単に、足のサイズとシューズのソールの厚さを考えるだけです(;^ω^)

F-Fitとか名前をつけるまでもねぇm9(^Д^)

でも、意外とソールの厚さは考えても、足のサイズを考える人って少ないんじゃないかな?と思うのです。

自分は股下が750mmで、750*0.885=663.75。足が24cmと普通よりも小さい為、この数字より低くします。で、大体660mmを目安に考えています。

で、ここで僕が提案したいのは、"上げていく"のではなく"下げていく"という発想です。一般的なサドル高合わせはお尻が左右に揺れるまで上げてちょっと戻すんですが、これっておかしくないか?と。揺れなくなるまで下げていくほうが良いんじゃないか?というわけです。ここで股下を「測定値に0.5cm~1cm足してもOK」としたのが解ると思います。

え?どこかが先にやってる?奇遇だねぇ!俺の発想凄いじゃないか(白目

「またアホがトチ狂った事書いてやがる」と流してくださって結構なんですが、このやり方って意外と楽にサドル高が出るはずです。というか、僕はこのやり方のほうが早く出せました。今はほぼ感覚のみで"ドンピシャ"の高さを出せますが、最初は下げていったほうが良いんじゃないかなぁ?と。

あと、クリート位置ですが、僕は拇指球と小指球を結んだ線をベースにする標準位置よりもちょっと深めが好きです。アンクリングを意図的にしているからか、ちょっと深めのクリートセッティングがパワーアップします。この辺りのセッティングは固定ローラーに付属するワット計でも良いので、パワーベースで決めていくと迷わなくて楽ですね。僕はELITEのローラーを漕ぎまくりましたw。

ハンドル位置は諸説あって、本当にどれが正しいのか全く解らないですねw。一応、ハンドルトップを持った時に腕と体の角度が90度になるようにセッティングしていますが、フィッティングによってはブラケットを持った時に腕と体の角度が90度になるようにしているものもありますね。これは好みで良いんじゃないかなぁ?と思っています。面白い事に、パワーだけ見ると「ブラケット>ハンドルトップ≧下ハン」となるんですよね。これはSPECIALIZEDの竹谷さんも言っているそうで(又聞きだから違ってるかもしれませんよ)、アップライトなポジションのほうが単純にパワーは出るそうです。下ハンは空気抵抗が少ないから速いんだとか…。色々やったのですが、ブラケットを握った時に腕と体の角度が90度よりも大きい時のほうが腕と体の角度が90度の時よりも僕はパワーが出ます。俗に言う「やまめ乗り」っぽくなるのですが、もう7年くらいこの乗り方なので変えるに変えられずw。首が辛いので軽量ヘルメットとロキソニンとルルが手放せないという皮肉な状況になっていますが気にしない(;´∀`)

というか、単に前乗りでパワーが出てるだけだろうというツッコミが某所から来そうでwww

ハンドルの高さはハンドルトップがサドルと同じ高さになるのが好きなんですが、最近のハンドルはブラケット部分がハンドルトップと同じ高さになってしまうので、ちょっと低めに付けるのがよろしいかと。腰が悪ければサドルと同じ高さが良いと思います。

そんな感じで、僕は

サドル高:係数は0.885として、その結果をベースに足のサイズと靴とペダルを考慮に入れて上下させる

クリート:教科書通りのセッティングが基本だが、しっくり来なければちょっと深めに付ける。浅めにつけるのはダメ!ゼッタイ!( Twitterで別府史之選手からDM頂きましたw

ハンドル:ハンドルトップを持った時に腕と体の角度が90度。サドルと同じかちょっと低いくらいの高さ

というセッティングで自分のバイクはセットアップしています。

皆さんはどうやってセッティングしていますか?ちゃんと言葉で説明出来ますか?

合ってても間違ってても、一つの理論に基づいてセッティングされているかいないかでは大違いだな。と思うわけです。

6 件のコメント:

  1. M-Fitでは固定ローラーとパワータップを使います.

    サドルを脚が伸びきる限界まで上げたところから最もパワーを出しやすい所まで少しずつ下げていきます(簡単).

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    1. ほほぅ…ここにも同じような事を言っている人が…

      それにしてもパワータップだとな…ぐぬぬ…俺もパワーメーター欲しいwww

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  2. さしこへ2012/03/05 4:56:00

    ちょっと教えていただきたいんですが、何故クリート浅目はダメゼッタイと思われるんですか?別府選手の言葉も合わせて教えていただけるとありがたいですm(__)m

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    1. どうもです…過去のDMを遡ったのですが、古すぎて見つからずorz。
      その時も詳しい理由は無かった記憶があります。
      何でなんでしょうね?僕も非常に気になり、DMを返信したのですが、その後返信が無かったと記憶していますw

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  3. やまちぁん2012/03/05 11:57:00

    フレームをオーダーする際SRM付きのフィッティングマシーンに乗せられるビルダーもありますが、「結局今乗ってる自転車と同じ数値にすると一番パワーが出るから、自転車の経験が浅い人にしか使わない」という話も聞いた事があります。

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    1. だと思う。結局、パワーが出る=鍛えられた筋肉が使えるわけだから、それは当然の事だよね。でも、今よりももっと筋肉を活かせるポジションがあるかどうか知るには良い方法だと思うよ

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