2011/12/08

【中華ですが】新フレーム導入【なにか】

ついに、藤原ヱンヂニアリングにも中華の波がやってまいりました。


以前から、ボトルケージやジャージなど、破損しても笑って済ませる事が出来るような部分には積極的に、本物なのか偽物なのかよく解らないパーツを使用してきましたが、今回は「フレーム」です。しかも、「MTBフレーム」です。

5000kmくらい使えれば良いかなぁ?と思っているのですが、どうなるんでしょうかw。結構、中華カーボンホイールに関しては購入者が多く、かなり耐久性がある個体もあれば、組み立て途中でカーボンがグズグズになってしまうような粗悪品もあるようです。ハイトの高い物ほど品質が安定しているような感じですかね?

過去に所有したパーツを振り返れば、Planet Xから一本250gの20mmハイトカーボンリムを輸入して、カステ氏に組んでもらったり、TNIのリムがFFWDと同じだと聞いて買ってみたりした事もあるんですが、いずれも購入直後に「やっぱBORA欲しいわぁ」とか、事故で自転車乗れなくなってしまったりして、まともに使う前に手放してしまったため、本格的に中華カーボン製品に命を乗せて走るのは初めてとなります。

今回のフレームは、知り合いの方に頂いたもの。ジオメトリなどは以下の表のようになっているそうですが、メーカー側の言っている仕様と実際の仕様はロットによってかなり違うため、正直よくわかりません。これを信じるなら、TREKよりもトップチューブ長とヘッドチューブ長がちょっと長いですね。

一応、ヘッドセットの規格はカンパヒドゥン。BBはプレスフィットだそうです。
今までは完成車ばかり購入してきたため、ヘッドセットを触る機会は全く無く、規格など全く訳がわからず、殆どカステ氏に任せっきりでした。
まぁ、藤原ヱンヂニアリングはヌーボカステ開発事業部の一部門らしいので、特に問題は無いでしょうw。

というか、MTBなのに何でカンパヒドゥンなんだ????というツッコミを入れたいのですが、それは後ほどw。

PFのBBが既に圧入された状態で届いたため、組み付けでは特に困ることは無く、スムーズに組み立ては完了。 iLinkのあいかわらずのクソっぷりに呆れながらも一応走れる状態に持ってきました。何回も iLinkを触って思いますが、やっぱNOKONの方が何万倍も良いです。組み付けは楽だし、調整もシビアじゃないし、性能も良いし。iLinkが優っているのは重量と入手しやすさだけでしょう。

まぁ、そんなこんなでTREKからフレームとヘッドパーツとBB以外のパーツを全て移植して出来上がったのがコイツです。
数日中にリジッドのフロントフォークが届くので、この形で乗るのは短い期間になりそうですがw。

なんか、フレームにBianchiとか書いてあるけど(・ε・)キニシナイ!!
2013年モデルのBianchiプロトタイプだよ~とか言っているけど真っ赤な嘘です。ネタです。釣り堀です。
メーカー:中華カーボン
モデル名:ihcnaiB
グレード:プロトタイプ
って事にしておいてください。間違えてモデル名のロゴが左右逆になっちゃったんだよね><。ほら、中華っぽいでしょ?w

ちなみに、ドナーバイクであるTREKのコンセプトは「街に埋没する高性能バイク」「自転車の完成車価格より高いパーツ代をつぎ込んでみた」。非常に地味なバイクで、盗難や傷付く事を心配したことは一切無かったのですが、今回のは派手すぎます。フレーム形状、ヌードカーボンカラー、何故か入っているBianchiロゴ…(オイ。当社調べではBianchiは一般人の方の認知度が高いため、中途半端に詳しい人に盗まれる可能性が…。怖すぎて全く眼を離せません。梅田のウエパーに行った時は、あまりにドキドキして、何が置いてあったか全く覚えていない状態です。

組みあがった初日から、街乗りバイクとしては派手すぎるなぁ…と心配していますが、もっと心配な事が。
一体、いつ壊れるんでしょうかね?

実は今回、フレームの耐久度テストも行なう事になっています。街乗りレベルでいったい何kmくらい使う事が出来るのか…というのは今後に繋がっていきます。輪行にも耐える事が出来るか、オフロードはどれくらいまで走れるのか、など色々と試していきたいと思っています。もしかしたら王滝とか行くかもしれません。結構マジでw。

オリジナルのカーボンフレームをヌーボカステブランドで開発したいよねぇ…と酔っ払ったカステ氏と話していたりするので、もしかしたら一気に発展していくかもしれません。この辺りは購入希望者が一定人数揃えばプロジェクトとして動き出すんですかね?
まぁ、殆どが思いつきですけどね。ええ。

さて、乗ってみると意外としっかりとしています。Planet X20mmハイトカーボンリムで感じたような危うさは全くありません。しっかりと入力された力が推進力に変換されていきます。乗り味は典型的なカーボンバイクのモノそのもので、クランク位置が5時くらいになってから「スッ」と最後に一押し進む様は高級カーボンバイクと何ら変わりはありません。アルミフレームと比べると戦闘力は確実にアップしていると思います。カステ氏にも乗ってもらった所、「凄く良くなってるよ(TREK比で)」と言っていました。実際問題、有名メーカーの高級カーボンバイクと比べると色々と不満点は出てくるのですが、価格差を考えると仕方が無いでしょう。というか、差が無いと高級品を買う意味が無くなってしまいます。一応、東レのT-700カーボンを使っているとの事ですが、値段が値段なので少々疑わしいです。乗って軽くもがいてみると、腰砕けになることも無く、アルミフレームと比べるとグイグイ加速していきます。参考までに僕は体重55kgで、いつも5kgほどの荷物を背負っています。新しい間だけかもしれませんが、フルパワーで漕いでもフレームが負ける感覚は無く、とりたてて不満はありません。一応、ロードでは最高時速65km/hくらい出る生粋のスプリンターなので、この辺りのフレームが負けるとか捩れる感覚には非常にシビアだと思っていますが、個人の感覚なので話半分でお願いします。

中華カーボンフレームの品質が安定しないというのは工業製品として致命的ですが、「当たり」のフレームは安いと感じます。変にペイントなどもしていなく、塗装技術がある人は自分で好きな色に塗装したり、安いから実験出来る事などもあると思うので、メーカー物に飽きた方などは凄く面白いんじゃないでしょうか?

あと、中華カーボンと言われるフレームの多くは数社の金型を組み合わせて作られたキメラバイクのようなものが多いです。このバイクもMTBなのにヘッドセットがカンパヒドゥンだったりするので、どうやらフロント部分はロードの金型を流用し、リア部分はどこかのMTBの金型を流用しているっぽいです。何となくビアンキとかウィリエールとか辺りの金型を使っているのではないかな?と思ったり。部分部分がドコかで見たことのある形状をしていて、想像するだけでも凄く楽しいです。

こんな感じで新しく組みあがったバイクですが、TREK時代から合計しても組み上げに使った金額は意外と少なかったりします。というか、カンパレコードのヘッドセットが一番高かった気がする…。フレームよりヘッドセットのほうが高いとか笑えますよねw。( ^ω^ )どうしてこうなった!?

近日中にフロントフォークが届くと思うので、届いたら完成ですね。楽しみです。

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