2011/12/23

NRSフィッティング


先日、カステと一緒にNRSを訪れた時、カステがやってもらったフィッティング。実は僕はかなり前にメールでやってもらっている。

驚く人も居るだろうが、このフィッティングはメールでも行う事が出来るのだ。



フィッティング自体の説明はカステのブログを読んでもらうとして、僕は彼のブログに書かれていないメリットを書いていこうかと思う。

僕がNRSのフィッティングを評価する最大のポイントは、日本人(モンゴロイド)選手のデータのみを用いて帰納法的に導き出されているという点だ。

最近、バイクフィットやBGフィット(バイクフィットを基に、BG理論を導入したもの)が有名だが、これらは全て白人のデータを帰納法的に分析する所からスタートしている。

日本人と白人の身体の違いは明確だ。腕や脚の長さ、肩幅など、骨格も筋肉のつきかたも違う。

最近ではデータ数も増えてきており、改善されてきているのかもしれないが、多くは日本人を「腕と脚が短い白人」と仮定してフィッティングを行っているにすぎない。

そもそも、スタート地点(データ採集対象者)がズレているのに、正確な着地点(ポジション)が出せるハズが無い

NRSのフィッティングは、「スタート地点が正しく、その算出された値は信頼出来る」と思っている。

実際、国内の有名なプロからもNRSのフィッティングを受けたライダーのフォームは高評価を受けたという話も聞く。

さらに、所要時間が短いのも一つのメリットであると思う。
何時間もかかるフィッティングを受ける時間を作るのは、中々難しい事だと思う。

自分のポジションが正しいかどうか悩んでいる人は、ぜひNRSのフィッティングを受けて欲しい。

価格以上に得る物があるはずだ。


ここからは自分のポジションの話になる。

自分が現時点でベストだと感じたサドル高は、NRSのフィッティングデータと比較すると-5mmだった。これはNRSが±5mmの精度で算出出来るという話と一致する。この-5mmというのは、僕の足のサイズが人よりも小さいからだろう。

ブラケット-サドル間の距離も確かに納得の行く数字だった。+40mmと+20mmだったが、今のポジションはスプリント時の最大パワーを重視しているため、かなりブラケット位置を前に出している(リーチの大きいハンドルを使っている)。自分は規格外に手が小さく、腕が長く、肩幅が広いという変な体系なので、それも考えないといけないが、こちらに関しては再考する必要がありそうだ。

現在のハンドルがリーチ112のミレニアムで、そのうちリーチ77の3TERGONOVAに変える予定なので、それで改善されそうだ。
それにしてもハンドル選びは難しい。今はスプリントしやすい位置にドロップ部が来るようセットし、その中で最大限持ちやすい位置にブラケットを付けている。ドロップ量が多いハンドルが好きなようで、リーチが近いものを現在探しているところ。3TのERGONOVAは見た感じかなり良さげ。店頭で握ってもかなり好感触だった。FSAのニューエルゴも良さそうで、そのうちどちらも試してみるつもり。

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