2011/12/19

OnebyESU ライトオンブレーキ

某会長が持っていたものをそのまま譲ってもらいました。
比較対象は2005年/2010年のVeloceのブレーキと67アルテグラのブレーキ。

元々は2010年モデルのVeloceにスイスストップのグリーンを付けて使っていました。ホイールは銀ZONDA
あまりにブレーキが効かないため困っていた所、使っていないとの事で回ってきたものです。

まず、ライトオンライト純正のブレーキシューは微妙な効き具合ですが、意外と効きます。クールストップ製のシューのようです。2010年モデルのVeloceにスイスストップのグリーンを付けて使っていた時と同じくらいの効きでした。
銀ZONDAと組み合わせるとあまりに制動力が足りない(パニックブレーキで止まれない)のでシューのみ7800デュラに交換しましたが、シマノホイールであれば何の問題もありませんでした。

ブレーキ特性としてはカンパ寄りで、間違ってもシマノのような効き方はしません。一応、2005年のVeloceよりも効きます。2009年のRecordとは殆ど同じくらいの感じです。キャリパー自体にかなり剛性があり、この重量であることを考えると…非常に優秀だと思います。効きだけに焦点を当てると67アルテグラのブレーキと比べると全然ダメですが、主目的が違う為仕方が無い事でしょう。

特筆すべきはタッチの軽さです。分解はあまりしないほうが良さそうな作りでしたが、構造に興味があったため分解してみました。分解して驚きましたが、ちゃんとベアリングが入っていました。

そして、何と言ってもCNC仕上げが美しいのです。
本体はもちろんの事、フネまで非常に丁寧に切削加工されています。


シマノタイプのブレーキと差し替えられるよう、ワイヤーも解除可能になっています。
(なっているだけで非常に使いづらいですがw)

酷評されているワイヤー固定部のイモネジですが、ワイヤーの張り調節が楽なので個人的には好きです。しかし、構造的な不安もあるので一長一短かもしれません。メカトラを心配する声が多いですが、3000kmほど使ってもノントラブルのままです。

実測重量はF:110 R:108gでした。


2013/09/08追記
やっぱりこのワイヤー固定方法は色々問題があります。ワイヤーの使い回しがしづらかったり、その部分で遊びが出来るなど、割りきらないと使用出来ないブレーキです。

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